横田英史の読書コーナー
英国一家、日本を食べる
マイケル・ブース、寺西のぶ子・訳、亜紀書房
2013.8.6 12:00 am
英国のトラベル/フード・ジャーナリストが家族同伴で日本を食べ歩いた100日間を綴った書。東京、横浜、札幌、京都、大阪、沖縄、福岡と行動範囲は実に広い。よく知られた名店、玄人筋がひいきにする一見さんお断りの店、ごく庶民的な店と紹介される店はバラエティに富む。身近なだけに気づかない日本の食の奥深さを感じさせる書である。料理の達人で知られた服部幸應(服部栄養専門学校長)、料理研究家の辻静雄(辻調理師学校創設者)の長男・辻芳樹との交流も実に興味深い。
1日に何軒もラーメン屋をハシゴしたりと、100日間の滞在期間中の食べっぷりは凄まじい。個人的にはあまり美味しそうな感じがしないのだが、これは評者の味音痴のためだろう。食道楽の方にはたまらない1冊かも知れない。
書籍情報
英国一家、日本を食べる
マイケル・ブース、寺西のぶ子・訳、亜紀書房、p.280、¥1,995

横田 英史 (yokota@et-lab.biz)
1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所 グリーンテックラボ 主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。
*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。
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