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横田英史の読書コーナー

関西鉄道遺産

小野田滋、ブルーバックス

2014.11.6  10:11 am

 官と民が競い合うなど、東京圏とは異なる発展を遂げた関西の鉄道文化。本書は、駅舎と橋梁、高架、トンネルといった構造物に関西らしさを見出し紹介している。鉄道好きには見逃せない書だが、目につく駅舎はともかく、鉄道好きで、関西出身の評者から見ても橋梁や高架、トンネルはちょっと地味かもしれない。

書籍情報

関西鉄道遺産

小野田滋、ブルーバックス、p.192、¥1080

横田 英史 (yokota@et-lab.biz)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所 グリーンテックラボ 主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。

*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。