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横田英史の読書コーナー

元法制局キャリアが教える法律を読む技術・学ぶ技術

吉田利宏、ダイヤモンド社

2017.4.24 6:43 pm

　法律や契約書に関係する仕事が増え、博識な部下に薦められて購入した法律学習書。本書は改訂第3版だが、第2版は累計5万5500部のベストセラーだったというが、読んでみると納得である。

　本書は憲法、民法、刑法、行政法をカバーし、法律用語や条文の読み方を丁寧に説明する。例えば「又は」と「若しくは」の違い、「及び」と「並びに」の違いといったレベルまで解説しており実に親切である。評者のような基礎知識のない元エンジニアにも読みこなせる。

書籍情報

元法制局キャリアが教える法律を読む技術・学ぶ技術

吉田利宏、ダイヤモンド社、p.328、￥1944

横田英史（yokota@et-lab.biz）

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル（現日経BP社）に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT（現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、日経BP総合研究所グリーンテックラボ主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会（JASA）理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。

＊本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。