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横田英史の読書コーナー

自民党秘史〜過ぎ去りし政治家の面影〜

岡崎守恭、講談社現代新書

2018.4.6 5:06 pm

　自民党取材歴40年、22人の首相と面識を持つ日本経済新聞の記者が、田中角栄、大平正芳、金丸信、竹下登、中曽根康弘、宇野宗佑など自民党の政治家たちの素顔を追った書。政治家の運不運を改めて思い起こさせる。山中貞則や藤波孝生、原健三郎、田中六助など、意外な面々も名を連ねる。一般の評価が高くない森喜朗の意外な一面や、政治家の妻たちも紹介されているなど人間臭さにあふれており、なかなか読ませる。

書籍情報

自民党秘史〜過ぎ去りし政治家の面影〜

岡崎守恭、講談社現代新書、p.232、￥864

横田英史（yokota@et-lab.biz）

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル（現日経BP社）に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT（現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、日経BP総合研究所グリーンテックラボ主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会（JASA）理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。

＊本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。