横田英史の読書コーナー
話題にしてもらう技術~90.5%の会社が知らないPRのコツ〜
加藤恭子、技術評論社
2022.11.17 10:45 am
優れた企業や製品、サービスがユーザーに知られることなく姿を消す事例が後を絶たない。こうした勿体ないケースを減らすテクニックを紹介した書。BtoB企業の広報・マーケティングやIT関連メディアの記者を経て、PR会社を設立した筆者が、長年の経験で得た「話題にしてもらう技術」を披露する。評者のような記者出身者から見ても、的を射た指摘が多くお薦めである。
取材される側(企業)と取材される側(記者)の意識には大きなギャップがある。企業が当然だと思っていることが、記者から見ると非常識に映る。注目を集める情報の8つの法則、話題になるためのPR5つ道具、疲弊しないで話題になり続けるための考え方と仕組みづくりなど、筆者は具体的な事例を示しながら、この不幸なギャップの解消を図る。
ちなみに筆者は評者の知り合いである。この書評にはバイアスがかかっている可能性がある。
書籍情報
話題にしてもらう技術~90.5%の会社が知らないPRのコツ〜
加藤恭子、技術評論社、p.272、¥1980

横田 英史 (yokota@et-lab.biz)
1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現ITPro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。2003年3月発行人を兼務。
2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役、2016年日経BPソリューションズ代表取締役に就任。2018年3月退任。
2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所 グリーンテックラボ 主席研究員、2018年10月退社。2018年11月ETラボ代表、2019年6月一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)理事、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組込み制御、知的財産権、環境問題など。
*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。
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