REPORT
前回から1.5倍となる来場者で賑わったEdgeTech+ 2023 “ソフトウェアファースト”をキャッチアップした『オートモーティブ ソフトウェア エキスポ』に注目集まる
2023.12.25 2:03 pm
2024年1月9日から各カンファレンスをオンラインで配信
2023年11月15日~17日の3日間、パシフィコ横浜で開催された「EdgeTech+ 2023」。前回から1.5倍となる33,128名(前回22,081名)の来場者が集った。その大きな要因となったのは、自動車開発におけるソフトウェアファーストのトレンドをキャッチアップした展示&カンファレンス『オートモーティブ ソフトウェア エキスポ』。ここでは特別企画として開設された同エキスポなど、画像を中心に展示会を振り返る。
ET & IoT展から展示会名称を変更し2回目の開催となったEdgeTech+ 2023。応用産業分野や技術団体との連携など“プラス”に取り組んだ前回に続き、今回は『オートモーティブ ソフトウェア エキスポ』が特別企画として開設された。
大きな目玉企画となった展示エリアには、自動運転ソフトウェア開発、AUTOSAR、MBD/MBSE、車載HMI開発/オーサリングツール、OTA、PLM/ALM、DevOps/アジャイル等々、技術からツール、開発手法などソフトウェア開発に関連したソリューションが集結、42社・団体による最新情報が発信された。
オートモーティブ ソフトウェア エキスポの関連セミナーでは、テスラモーターズジャパン、マツダ、トヨタ自動車、デンソー、ボッシュ、本田技研工業、日産自動車など自動車メーカー側から、マイクロソフトコーポレーション、Eclipse Foundation、The Autoware Foundation、MathWorks Japan、Upstream Security、PTCといったソフトウェアベンダー側からと、双方からのソフトウェア開発における最新動向が発信された。
展示会場内に設けられたセミナー会場は、どのセッションも定員数を大きく上回り立ち見の聴講者が何重にもなるほどの盛況ぶりで、注目の高さがうかがえた。
重要キーワードのひとつとなるAI関連は、生成AI活用ゾーン、画像認識AI EXPOのテーマゾーンを中心に各種ソリューションが展示紹介された。
生成AIのテーマで人気も高い日本マイクロソフトの西脇資哲氏は、生成AIがもたらす生産性革命の具体例について深掘りした講演を行った。
例年大人気となるINIAD(東洋大学情報連携学部)学部長の坂村健氏は「生成系AIが革新する組込みシステム開発の未来」と題した講演を行った。
アワードのEdge Technology、IoT Technology優秀賞は新顔が揃った。
Edge Technology 優秀賞のスタッフ、ファナティック、IoT Technology 優秀賞加賀FEI、キーサイト・テクノロジーの各ブースは来場者の関心も高かった。
アワード授賞者のスペシャルピッチも含む各カンファレンスが聴講できるオンライン配信は、2024年1月9日(火)から2月2日(金)まで実施される。
・詳細・聴講申込
https://jasa.or.jp/expo/