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Dialog Semiconductor、極めてノイズが低く、PSRR性能が高いプログラマブル・マルチチャネルLDOレギュレータを発表

2019.5.15  5:58 pm

ハイエンドスマートフォンのカメラをターゲットとするCMIC製品により、DialogのパワーマネージメントIPとプログラマブルCMICプラットフォームの融合された強みが浮き彫りに

英国、ロンドン-2019年5月15日-高集積パワーマネージメント、オーディオ、AC/DC電力変換、充電、Bluetooth(R)低電力技術のプロバイダーであるDialog Semiconductor Plc(XETRA:DLG)は本日、業界最高レベルの低損失(LDO)レギュレータ性能を誇る最新の構成可能ミックスドシグナル集積回路(CMIC)製品、SLG51000を発表しました。SLG51000は、世界のプログラマブル・マルチチャネルLDOにおいて電源電圧変動除去比(PSRR)が最も高く、出力電圧ノイズが最も低いため、高度な電力を必要とするカメラやセンサシステムに理想的です。システムの電源設計者は、コンシューマー向けの高度なセンサシステムやハイエンドのカメラモジュールの設計時に、ノイズ量に関する厳しい要件に直面します。
コンシューマー向けスマートフォンやデジタルカメラ、他のスマートイメージングデバイスでは、最上級の画像が求められるためです。出力電圧ノイズが大幅に高く、特に高い周波数においてPSRRが比較的低い現在の市場のソリューションに比べ、SLG51000はこのような用途における電力性能の要件を上回ります。

Dialog SemiconductorのCMBUマーケティング担当バイスプレジデントであるJohn McDonaldは、次のように述べています。「本日SLG51000を発表したことは、Silego Technology社を買収してから当社のCMIC設計機能が強化されたことを示しています。このCMICの高度な機能は、Dialogの伝統的な、卓越したパワーマネージメント設計の強みと、製品の柔軟性、高速なサポート、そして見事なGreenPAKデザイナーソフトウェアプラットフォームという特徴を有するSilegoの実績あるCMICプラットフォームがうまく融合されたことを証明するものです。SLG51000は、当社の急速に成長するビジネス戦略を前進させるうえで重要な新製品群のひとつとなっています。」

SLG51000の技術仕様では、本製品をイメージングとセンサ向けの電力ソリューションとして前面に押し出しています。1MHzで73dBという業界で極めて優れたPSRRと、10μV(rms)という最も低い出力電圧ノイズを誇ります。7チャネルのLDOは、1チャネルあたり475mAから最大800mAの出力電流容量で、シャットダウン時に集積回路(IC)全体で1μA未満という低消費電流です。この小型の集積電力ソリューションは、基板のスペースを低減すると同時に、構成可能な出力電圧設定、シーケンシング、リソースによって、再設計、調達や認定のための時間を短縮するという複数のプロジェクト要件を満たします。

SLG51000を使用することにより、エンジニアはカスタムの電源シーケンシング、フォールトシグナリング、入力コンディショニング、グルーロジックといったさまざまな用途向けの機能や制御ロジックを作成できます。開発時におけるSLG51000の使いやすさの利点に加えて、このICのユニークなGUIベースの開発ソフトウェアにより、上述のすべてのことをグラフィックによって実行できます。

John McDonaldは、次のように締めくくっています。「カメラ性能がハイエンドスマートフォンの重要な差別化要素になりつつあり、デバイスメーカー各社は、ますます小型化するデバイス内のイメージセンサで最も優れた画質を提供しなければならず、結果的にノイズ量を極力減らす必要に迫られています。SLG51000は、そうしたノイズ量の要件に関して最先端を行っており、今日の市場のイメージングおよびセンサ用途において最も優れたLDO性能を提供します。」

SLG51000は現在サンプリングの段階にあり、2019年下半期に生産体制に入る予定です。SLG51000の詳細については、www.dialog-semiconductor.com/products/power-management/cmic-imaging-and-sensing/slg51000をご覧ください。

■Dialog Semiconductor Plc
 www.dialog-semiconductor.com