SOLUTION
マウザー、産業/車載用エンジン管理向けNXP社製MPC5777C Power Architecture マイコンの取り扱いを開始
2019.7.1 2:04 pm
3個のデュアルイシュー32ビットCPUコアコンプレックスを搭載した高性能マイクロコントローラ
最新の半導体及び電子部品の幅広い品揃えと、新製品をいち早く市場に投入することに注力する、ネット販売商社のマウザー・エレクトロニクス(Mouser Electronics、本社: 米国テキサス州マンスフィールド、以下: マウザー)は、NXPセミコンダクターズ(NXP Semiconductors、以下: NXP)社の MPC5777C Power Architecture マイクロコントローラの取り扱いを開始しました。MPC5777Cは、3個のデュアルイシュー32ビットCPUコアコンプレックスを搭載した高性能マイクロコントローラで、電動DCモータ制御、航空宇宙エンジン、Ethernet/CAN FDコネクティビティのほか、SIL-1 およびASIL-Dの機能安全要件への準拠が必要になる車載機器など、要求の厳しい 車載/産業向けエンジン管理アプリケーションをサポートします。
マウザーより購入可能な、NXP MPC5777C Power Architectureマイクロコントローラは、最大300 MHzで動作する2つの独立したPower Architecture z7 コア、およびこの2つのメイン計算コアの1個とロックステップで動作するz7 コアを1個内蔵しています。2つのメイン計算コアは、16KB Iキャッシュと16KB Dキャッシュのほか、デジタル信号処理に向け信号処理拡張命令をサポートします。またMPC5777Cマイクロコントローラは、8MBフラッシュメモリ、512KB汎用RAM(64KBスタンドバイRAMを含む)を内蔵しています。
デバイスの2つのeQADC(Enhanced Queued Analog-to-Digital Converter)モジュールは、70個のアナログ入力ピンをサポートし、外部マルチプレクサを使用して182個の入力に拡張することが可能です。安全性の高いMPC5777Cは、耐タンパ性に向けてタンパ検出モジュールと暗号サービスエンジンを用いた、セキュリティ暗号化保護を内蔵しています。
MPC5777Cマイクロコントローラは、MPC5777C-DEVB開発ボードでサポートされており、この開発ボードにより、バッテリマネージメントシステム、トラクションモータ制御、内燃機関、トランスミッションなどのアプリケーション向けのハードウェアおよびソフトウェアの開発が共に可能です。開発ボードは汎用性が高く、MPC5777C マイクロコントローラのほか、MC33FS6520LAEシステム・ベース・チップ(System Basis Chip:SBC)、TJA1100およびTJA1145T/FD Ethernet/CAN FD PHYトランシーバが搭載されています。
NXP MPC5777C Power Architectureマイクロコントローラの詳細については、www.mouser.com/nxp-mpc5777c-mcuをご覧ください。
■マウザー・エレクトロニクス
www.mouser.com/