サイバートラスト、株式取得によるリネオソリューションズとの資本業務提携を発表

既存事業・エンジニアリソースを活かしたシナジー効果で相互強化と付加価値の高いLinux関連技術の提供を目指す を社会に提供することを目的

サイバートラスト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：眞柄 泰利　以下、サイバートラスト）は、2019年7月3日に開催の臨時取締役会において、リネオソリューションズ株式会社（本社：長野県塩尻市、代表取締役社長：小林 明　以下、リネオソリューションズ）との事業提携を目的とし、リネオホールディングス株式会社の株式を2019年7月26日付で取得することを決議しましたので、お知らせいたします。

1．リネオソリューションズ株式会社の概要

リネオソリューションズは、組込みソフトウェア開発の専門家集団として1984年に創業し、1999年より組込みLinux開発の先駆的な存在としてソフトウェア開発、プロフェッショナルサービスの提供など、長年に渡って組込みエンジニアリングの実績を重ねてきました。
「Lineo uLinux」ディストリビューションは、Sharp Zaurusをはじめとしてコンシューマ、業務、医療機器などさまざま様々な機器に搭載実績があります。リネオソリューションズが独自開発した超高速起動ソリューション「LINEOWarp!!」や開発環境、ツールなど先進のソリューションで、お客様の製品開発を支援してきました。

2．提携の目的

当社は、「信頼とともに」という経営理念の下、認証・セキュリティ技術とLinux/OSS技術を核としたITインフラに関わる専門的・中立的な技術で、安心・安全な社会の実現を目指しています。特に組込みLinux事業については、Linuxと認証・セキュリティの技術を活用してIoTなどの組込み機器の開発に向けたデバイスレベルでのセキュリティソリューションの提供など、市場の課題や顧客ニーズの多様化に対応すべく取り組んでいます。

リネオソリューションズの強みである組込みLinux分野における高い技術力と実績は、当社の取り組みを加速させるものであり、また両社の既存事業・エンジニアリソースを活かしたシナジー効果により、相互強化と付加価値の高いLinux関連技術を社会に提供することを目的に、このたびの提携にいたりました。今後、両社は連携して以下を推進してまいります。

IoT事業および組込みLinux事業の拡大・新サービスへの投資
両社のアセットを相互活用することによって既存のIoTおよび組込みLinux事業の拡大を目指します。またグローバルでのサービス競争やIoT市場における組込みLinux技術・セキュリティ技術へのニーズの変化に対し、従来にない、より市場価値のある製品・サービスの開発・提供を目指します。

OSSを核とした技術力の強化とセキュリティ技術の融合
Linux OSのコア技術の専門性は両社に共通する優位性・競争力の中核と認識しており、本提携によってコア技術の専門性をさらに強化し、IoT市場に対するOSS技術とセキュリティ技術の融合を進めていきます。

営業・マーケティング活動の連携と新たな価値提案
両社の製品・サービスの営業・マーケティング活動の連携を進めることにより、製品ラインアップを広げ、市場の課題や顧客ニーズの多様化に対して新たな価値を提供します。

サイバートラストとリネオソリューションズは、両社が有する組込みLinuxの知見、技術およびノウハウを融合し、相互に企業価値を高め、これまで以上に開発力や体制を強化して安心・安全なサービスを長期に渡って提供してまいります。

・関連Webサイト
　リネオソリューションズ株式会社
　https://www.lineo.co.jp/
　https://www.lineo.co.jp/news-events/press_releases/20190704_ctj.html

■サイバートラスト株式会社
　https://www.cybertrust.co.jp/