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マウザー、医療機器保護向けマキシム社製DeepCover認証用IC 「DS28E39」/「DS28E84」の取り扱いを開始

2019.7.9  2:00 pm

マウザー・エレクトロニクス

IoT(モノのインターネット)ノード、機器管理、セキュアペリフェラル、および医療用センサなどのアプリケーションに、保護レイヤーの追加が可能

最新の半導体及び電子部品の幅広い品揃えと、新製品をいち早く市場に投入することに注力する、ネット販売商社のマウザー・エレクトロニクス(Mouser Electronics、本社: 米国テキサス州マンスフィールド、以下: マウザー)は、マキシム・インテグレーテッド(Maxim Integrated、以下: Maxim)社のDS28E39およびDS28E84 DeepCover 認証用ICの取り扱いを開始しました。セキュア認証用IC DS28E39/DS28E84により、IoT(モノのインターネット)ノード、機器管理、セキュアペリフェラル、および医療用センサなどのアプリケーションに、保護レイヤーの追加が可能です。  

マウザーより購入可能な、Maxim DS28E39およびDS28E84 DeepCover認証用ICは、 セキュリティ攻撃に対する医療用機器の保護を可能にします。これらのデバイスは、非対称ECC-P256ハードウェアエンジン(さらにDS28E84には対称SHA-256コンピュートエンジン)、FIPS準拠(DS28E39はFIPS/NIST準拠)の真の乱数発生器(TRNG)、およびデクリメント専用カウンタを含む内蔵ブロックから導かれる、暗号ツールのコアセットを提供します。また、不揮発性メモリ (DS28E39には2KビットのセキュアなEEPROM、DS28E84には15KビットのFRAM)を搭載するとともに、固有の64ビットROM識別番号を提供します。この固有ROM識別番号は、暗号操作のための基本的な入力パラメータとして使用されており、アプリケーション内で電子シリアル番号として機能します。

セキュリティ攻撃に対するデバイス保護に向けて設計されたDS28E39は、パブリック鍵(公開鍵)ベース楕円曲線デジタル署名アルゴリズム(ECDSA)に基づいたセキュア認証用ICで、Maximの特許取得済みChipDNA 物理的複製防止機能(PUF)技術が組み込まれています。ChipDNA動作のプロービングまたは観測を試みると、基底の回路特性が変化するため、チップの暗号関数によって使用される固有値の発見が防止されます。

DS28E84は、医療機器用の耐放射線性セキュア認証用ICです。滅菌工程における高い放射線被ばくにより、医療電子機器によって自動識別や校正・製造データに使用される標準不揮発性メモリ(NVM)が分断され、破損される可能性があります。DS28E84の最大50キログレイという高い耐放射線性により 、医療用滅菌前にユーザプログラマブルな製造/校正データが可能になり、不正な再利用を防止し、患者のために安全性を強化します。

DS28E39とDS28E84はいずれも、単一接点の1-Wireバス上で、標準速度とオーバードライブ速度の両方で通信するので、デザインへの容易な統合が可能です。通信は1-Wireプロトコルに従い、複数デバイスの1-Wireネットワークの場合はROM IDがノードアドレスの役割を果たします。

ChipDNA技術を用いた認証用IC DS28E39の詳細はwww.mouser.com/maxim-ds28e39-authenticatorを、耐放射線性認証用IC DS28E84の詳細はwww.mouser.com/maxim-ds28e84-authenticatorをご覧ください。

  
■マウザー・エレクトロニクス
 www.mouser.com/