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STマイクロエレクトロニクス、STM32マイコンのプログラミングを簡略化し、ファームウェアIPを保護するマルチOS対応ソフトウェア・ツールを発表

2019.7.18  11:13 am

STM32CubeProgrammerの最新版でJTAG、SWDほか各種インターフェースから好きな通信方法を選択してプログラミング可能

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STM32マイクロコントローラ(マイコン)向けに用意された複数のプログラマの機能を1つのソフトウェア・ツールに集約したSTM32CubeProgrammerの最新版を発表しました。このツールにより、STM32マイコンを使用した開発が簡略化されるとともに、STM32Cube開発エコシステムが拡充されます。

STM32CubeProgrammerは、マイコンのJTAG端子やシングル・ワイヤ・デバッグ(SWD)端子のほか、各種インタフェース(UART、USB、SPI、I2C、CAN)から好きな通信方法を選択して、プログラミングを行うことができます。

この新しいマルチOSソフトウェア・ツールは、ST Visual Programmer(STVP)、DFuSe USB Device Firmware Upgradeプログラマ、Windows ® 専用のSTM32 Flashローダー、ST-Link用ソフトウェア・ユーティリティといった複数のツールを置き換えることで、一貫性のある統合環境と優れた柔軟性を実現します。今後リリースされるSTM32マイコンの新製品は、STM32CubeProgrammerのみでサポートされる予定です。

STM32CubeProgrammer には、STM32 Trusted Package Creatorが内蔵されています。AES-GCMキーがファームウェアを暗号化し、ハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM)のSTM32HSM-V1と組み合わせて使用することにより、ファームウェアIPの保護が可能です。

HSMは、プログラミングするデバイス数を制限するセキュア・ファームウェア・インストール(SFI)を使用して、認証とライセンス供与を管理します。これにより、ユーザーはプログラム可能な機器の数を制限することができます。このSTM32HSMの初回バージョンは、試作用にプログラム可能な最大ユニット数を300個として、2019年7月末に提供される予定です。

STM32CubeProgrammer(STM32CubeProg)の最新版は、ウェブサイトから無償でダウンロードできます。
https://www.st.com/ja/development-tools/stm32cubeprog.html

・問い合わせ先
 STマイクロエレクトロニクス株式会社
 マイクロコントローラ & デジタル製品グループ
 TEL: 03-5783-8240 FAX: 03-5783-8216

■STマイクロエレクトロニクス株式会社
 http://www.st.com