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マウザー、IoTアプリケーション開発を加速させる、STマイクロエレクトロニクス社のLinux対応STM32MP1 MPUの取り扱いを開始
2019.8.26 12:20 pm
ヘテロジニアス・マルチコアArm Cortexアーキテクチャをベースに高集積で高度なグラフィックス処理に対応したマイクロプロセッサ
最新の半導体及び電子部品の幅広い品揃えと、新製品のいち早い市場投入に注力する、ネット販売商社のマウザー・エレクトロニクス(Mouser Electronics、本社:米国テキサス州マンスフィールド、以下マウザー)は、STマイクロエレクトロニクス(STMicroelectronics、以下: ST)社のSTM32MP1マイクロプロセッサシリーズの取り扱いを開始しました。
STM32MP1は、ヘテロジニアス・マルチコアArm Cortexアーキテクチャをベースに、高集積で高度なグラフィックス処理に対応したマイクロプロセッサです。このパワフルなマイクロプロセッサユニット(MPU)は、オープンソースのOpenSTLinuxディストリビューションとSTM32Cubeツールセットを共にサポートし、IoT(モノのインターネット)、産業機器、コンシューマ機器、ヘルスケア向けアプリケーションの開発を加速させます。
マウザーより購入可能な、STのSTM32MP1マイクロプロセッサシリーズは、シングル・コアまたはデュアル・コアのArm Cortex-A7とArm Cortex-M4コアをベースに高速処理を実現し、リアルタイムおよび低消費電力な処理を行います。デバイスのペリフェラルは、STのOpenSTLinuxディストリビューション用のCortex-A7コア、もしくはSTのSTM32Cubeツールを使用する、リアルタイム処理用のCortex-M4コアのいずれかに割り当てることが可能です。
STM32MP1デバイスは、256KBのシステムRAM、64KBのMCUリテンションRAM、384KBのMCUシステムRAMを提供し、幅広い外付けフラッシおよびDDR SRAMメモリをサポートします。またSTM32MP1は、LCD-TFTタッチコントローラ、オプションのMIPI-DSIコントローラのほか、3Dグラフィックス・プロセッサ・ユニット(GPU)を搭載しており、ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)をサポートします。
マウザーでは、STM32MP157 MPUをボードに搭載したSTM32MP157C-DK2 Discoveryキットも取り揃えています。キットは、ST-LINK組み込みデバッグ・ツール、プッシュボタン、LEDを備えています。またこの汎用性の高いキットには、ギガビット・イーサネット・コネクタ1個、USB Type-Aホストコネクタ4個、 USB Type-C OTGコネクタ1個、HDMIトランシーバ1個を含む、幅広い種類のコネクタが提供されています。さらにキットは、Wi-FiおよびBluetooth® Low Energy機能のほか、HMI開発に向けたタッチ対応の液晶ディスプレイを搭載しています。
詳細については、www.mouser.com/stm-stm32mp1をご覧ください。
■マウザー・エレクトロニクス
http://www.mouser.jp