SOLUTION
LogicLinksがMVNOサービス「LinksMate」に「iTrust本人確認サービス」を採用―サイバートラストが発表
2019.8.29 3:43 pm
公的個人認証を活用した本人確認のデジタル完結を実現
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利 以下、サイバートラスト)は、株式会社LogicLinks(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:春田 康一 以下、LogicLinks)が提供するMVNOサービス「LinksMate」に、サイバートラストの「iTrust 本人確認サービス」が採用されたことを発表します。LogicLinksはこの採用により、公的個人認証を活用した本人確認のデジタル完結を実現しています。
LogicLinksは、対象のゲームやコンテンツのデータ通信量のカウントが90%以上オフになる「カウントフリーオプション」などを特長とし、ユーザーをゲームプレイヤーにフォーカスしたMVNOサービス「LinksMate」を提供しています。MVNOを含む携帯電話事業者には、携帯電話不正利用防止法(*1)に基づいて、ユーザーのサービス申込み時に契約者の本人確認が義務づけられています。LogicLinksではオンラインで実施している非対面での申込み手続きにあたって、ユーザーから専用サイトにアップロードされる運転免許証などの本人確認書類の画像データをバックオフィスで目視確認し、本人確認を行っていました。中には加工画像を用いた不正な申請もあり、携帯電話の犯罪への悪用や未払いリスクを避けるため、ユーザーの利便性は損なわずに本人確認手続きをより厳格にできる仕組みを検討していました。
同社は、公的個人認証におけるプラットフォーム事業者が提供するサービスを介して、厳格な本人確認を実現することを選択し、認定されたサービス事業者(*2) を検討した結果、サイバートラストの「iTrust本人確認サービス」の採用を決定しました。採用決定の最大の決め手は、本人確認用に地方公共団体情報システム機構(J-LIS)の専用アプリを導入する『ツーアプリ』方式に加え、自社開発のアプリに「iTrust本人確認サービスJPKIライブラリ」を組み込む形での導入が可能であることでした。LogicLinksは、自社アプリ「LinksMate MyNumber Check」からAPI経由で「iTrust本人確認サービス」を利用することで、本人確認処理のステータス表示やユーザーエクスペリエンスなどを自社アプリでコントロールし、同社の要件を満たした開発を実現しました。同社は、今後も継続してアプリを改善・改良していく上でも、「iTrust本人確認サービス」のカスタマイズ性の高さを評価しました。
LogicLinksでは、「iTrust本人確認サービス」の導入により、申込者がAndroidスマートフォンにマイナンバーカードをかざすだけで、利便性を損なうことなく確実な本人確認を実現し、偽造画像などによる不正な申し込みを排除しています。同社は、健康保険証機能付与によるマイナンバーカードの普及とともに、iPhoneでのマイナンバーカードの読取り対応といった利用環境の整備などにより、本人確認のデジタル完結がさらに普及することを期待しています。
サイバートラストは、デジタル化が進展する社会において、信頼性の高い電子取引を実現するためのトラストサービスを積極的に推進することにより、安心・安全なデジタル社会の実現に貢献します。
*1 携帯電話不正利用防止法(正式名称:「携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律」)とは、携帯電話事業者に契約者の身分証明書による本人確認を行うことを義務づけた法律。匿名の携帯電話が振り込め詐欺などの犯罪に利用されていたことを受けて2006年4月に施行された。
*2 電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律(第 17 条第 1 項第 6 号)の規定に基づく総務大臣認定を受けた民間事業者にのみ、公的個人認証を用いた本人確認サービスが認められている。
導入事例サイト
https://www.cybertrust.co.jp/case/identification-logiclinks.html
関連Webサイト
iTrust Web サイト: https://www.cybertrust.co.jp/itrust/
iTrust 本人確認サービス Web サイト: https://www.cybertrust.co.jp/identification/
■サイバートラスト株式会社
https://www.cybertrust.co.jp/