SOLUTION
Allion Lab Inc.がUSB4の試験にテレダイン・レクロイのLabMaster 10Zi-Aオシロスコープを採用
2020.12.1 12:47 pm
QPHY-USB4-TX-RX自動化ソフトウェアが試験時間の大幅な短縮を実現
物理層およびプロトコル・テストソリューションの世界的リーダー、テレダイン・レクロイ(東京都府中市)は、主要なUSB-IF(USB Implementers Forum)の認証独立ラボである台湾のAllion Lab Inc.が、テレダイン・レクロイの広帯域オシロスコープLabMaster 10Zi-Aを自動コンプライアンス試験ソフトウェアQPHY-USB4-TX-RXと共にUSB4電気的コンプライアンス試験時間の短縮のために採用したと発表しました。
USB規格は速度が大幅に向上すると共に飛躍的に複雑になってきています。それにしたがい、USBに必要な電気的コンプライアンス試験の量も増加しており、 初期世代のUSBではわずか数時間しかかからなかった送信機(Tx)と受信機(Rx)の試験は、USB4では数日要する可能性があります。 したがって、テストラボでは、ビジネス要件を満たすために、コンプライアンス試験機器に、より高いスループットが必要となっています。
テレダイン・レクロイの広帯域オシロスコープLabMaster10Zi-Aは、SDAIII-CompleteLinQおよびQPHY-USB4-TX-RXソフトウェア・オプションを搭載することにより、USB4のようにマルチレーン規格のシリアル・インタフェースのコンプライアンス試験に最速のスループットを提供できるように設計されています。
送信機試験では、LabMasterの高性能IntelRXeon® 20コアプロセッサを使用して、捕捉した両方のレーンの信号を同時に素早く解析することができます。また、受信機試験では、アンリツ社製MP1900Aをストレス信号発生器として用いますが、受信機試験の事前校正作業において同プロセッサによって多数回のロングメモリ波形データの捕捉、解析を高速で処理し、短時間で終了することができます。TxおよびRxコンプライアンス試験は、テレダイン・レクロイのQualiPHY自動化フレームワークを使用して完全に自動化されています。ボタンを1回押すだけで、完全なUSB4コンプライアンス試験結果が得られます。
「コンプライアンス試験のスループットは、USB-IF認証試験ラボとしての私たちのビジネスにとって重要です」と、台湾のAllion Lab Inc.の認証およびハードウェア検証コンサルティング担当副社長であるBrianShihは述べています。また、「LabMaster10Zi-Aオシロスコープで実行されているQPHY-USB4-TX-RXコンプライアンス試験オプションを使用したテレダイン・レクロイのUSB4のTxおよびRxのテスト時間の短縮は、テレダイン・レクロイからこの機器を購入する際の重要な要素でした。」とも述べています。
AllionはUSB-IFと緊密に連携しており、USB4™仕様の草案作成に貢献しています。Allionは、フル機能のUSBType-C®ケーブル(USB4™Gen3)、USB PD 3.0 E-Marker(USB)認定サービス、およびケーブルアセンブリ、コネクタを含むさまざまなUSB製品のすべての認定プログラムを提供することもUSB-IFによって承認されています。、ホスト、デバイス、および周辺機器。最近、世界初のフル機能のUSBType-CRケーブル(USB4?Gen3)がAllionで認定されました。
LabMaster 10Zi-Aシリーズ製品ページ
https://teledynelecroy.com/japan/products/scopes/lm10zi/default.asp
QPHY-USB4-TX-RX製品ページ(英文)
https://teledynelecroy.com/options/productseries.aspx?mseries=612&groupid=140