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Real-Time SystemsがINtime® RTOSを完全サポート

2021.1.26  4:49 pm

TenAsys®と協力して、安全なシステム統合とリアルタイム制御処理を大幅に改善

(独Real-Time Systems GmbHが、2020年12月17日(現地時間)、ドイツで発表したプレスリリースの抄訳です。)
ハイパーバイザ技術におけるIntel®社との共同開発をはじめ、リアルタイム仮想化テクノロジーをリードするReal-Time Systems GmbH (RTS)は、リアルタイムOS(RTOS)のソフトウェアとサービスで長年の実績をもつTenAsys®社との協力によるINtime® RTOSの完全サポートを発表しました。
この戦略的提携により、きわめて汎用性の高いPCベースのソフトウェアの開発が可能になり、分散した負荷を安全に統合して、厳しいリアルタイム制御処理のニーズに対応できるようになります。

Real-Time SystemsがINtime® RTOSを完全サポート

   
ハードリアルタイムに対応する柔軟な集約
x86用のRTSハイパーバイザは、これを適用するだけで最先端のマイクロプロセッサ性能を最大限に引きだします。各種OSやさまざまな負荷環境下にあるハードリアルタイムシステムにおいてもTenAsys社のINtime® RTOSアプリケーションを併行して動作させることで、ジッタを最小限に抑え、仮想化によるオーバーヘッドを完全に排除します。開発者は、設計に本ソフトウェアプラットフォームを利用することで、TSN(Time Sensitive Networking)やIntel® TCC(Time Coordinated Computing)など、最新のプロトコルやCPUテクノロジーを利用できるようになります。
また、製品のパフォーマンスを向上させつつシステム全体の消費電力を削減するだけでなく、通信機能に柔軟性を持たせ、USB、NVMe、AHCIデバイスを共用できるようになります。
   
妥協のないセキュリティ対策
INtime® Distributed RTOS(dRTOS)は、RTS ハイパーバイザ上で動作するよう準仮想化されています。ハードウェアを活用した仮想化技術により、リアルタイムアプリケーションを他のOSから安全に隔離します。これによりセキュリティが大幅に強化されるだけでなく、INtimeのリアルタイムアプリケーション処理を継続させつつ、汎用OSを再起動することも可能となります。
    
Real-Time Systemsの創設者、ゲルト・ラマース(Gerd Lammers)は次のように述べています。
「INtime® for Windowsは長年にわたり、Windowsリアルタイム環境用に最も広く利用されているソフトウェアのひとつです。当社のソリューションでINtime® Distributed RTOSをサポートすることで、世界中の技術者がRTS ハイパーバイザのメリットをこれまで以上に活用できるようになるでしょう。RTS ハイパーバイザは、産業オートメーションおよび医療分野向けのアプリケーションのデファクト・スタンダードとして、ますます発展を続けています」
    
RTSとTenAsys社は、一定の条件を満たす企業からの要請に応じて、統合済みの評価版を無償で提供します。
   
   
Real-Time Systems
www.real-time-systems.com