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テレダイン・レクロイが高速化するパワーエレクトロニクス測定に最適な400MHz帯域、2kV高圧差動プローブ発表

2021.1.29  4:57 pm

テレダイン・レクロイが高速化するパワーエレクトロニクス測定に最適な400MHz帯域、2kV高圧差動プローブ発表

テレダイン・レクロイ(東京都府中市)は、本日、高速化するパワーエレクトロニクスの測定に対応するため、400MHzの広帯域にて1500VDC CAT IIIおよび2000V(DC+ピークAC) CAT I定格の高圧差動プローブHVD3220を発表しました。このプローブは、最高0.35%のゲイン精度と優れたCMMRを持ち、高精度の測定を約束します。
   
高速化するパワーエレクトロニクスの進展
パワーエレクトロニクスは、スイッチング速度を高速化することで高効率化、小型軽量化へと進展してきましたが、加えて高電圧化も大切な技術トレンドの一つです。これらの要望に応えるためには、従来のシリコン(Si)では困難な状況になっており、これに代わって炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)などの化合物半導体の利用が進んでいます。したがって高電圧測定を、広帯域で行うことができる測定機器が求められています。
   
新しい需要に応える高性能
1)400M帯域、最高0.35%の高ゲイン精度
SiCやGaNなどの次世代半導体を用いたコンバータでは、従来のコンバータと比べて非常に高速な動作をするように設計されます。HVD3220プローブは、こうした高速信号の計測に対応するため周波数帯域を400MHzと広帯域化されており、しかも低ノイズで最高0.35%の高いゲイン精度が、忠実な測定結果を約束します。
   
2)差動、コモンモード共に2000V(DC+ピークAC)の電圧レンジ
400MHz帯域を維持しながら2000Vの高い電圧測定が可能で、ハイパワーのインバータ測定に対応します。
   
3)幅広い減衰率の選択
50:1、100:1、250:1、500:1と測定電圧に応じた減衰率を選択することで、低ノイズの測定を提供します。

テレダイン・レクロイが高速化するパワーエレクトロニクス測定に最適な400MHz帯域、2kV高圧差動プローブ発表
HVD3220 High Voltage Differential Probes