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アナログ・デバイセズが状態基準保全(CbM)開発プラットフォーム「CN0549」を発表

2021.2.10  1:54 pm

アナログ・デバイセズが状態基準保全(CbM)開発プラットフォーム「CN0549」を発表

アナログ・デバイセズ社は、状態基準保全(CbM:Condition based Monitoring)用ハードウェア、ソフトウェア、およびアルゴリズムの開発を加速する完全な状態基準保全開発プラットフォーム「CN0549」を発表しました。
CN0549は、機械的な堅牢性、ロスの無いデータ収集などの特長により、機械的に信頼の高い、広帯域センサーのデータを出力します。開発プラットフォームのオープンソース・ソフトウェア・インターフェースは、組み込みシステムからMATLAB®やPythonなどの一般的なデータ解析ツールへの接続を簡素化します。
また、CN0549はリアルタイムの振動データ処理を可能にし、予知保全(PdM:Predictive Maintenance)サービスのための機械学習アルゴリズムの開発を加速します。あらゆる分野において、CN0549の柔軟性を活用することで状態基準保全の開発を加速し、開発コストとリスクを大幅に削減することができます。
   
回路ノート「CN0549」:www.analog.com/jp/CN0549
   
リファレンス・デザインの主な特長
・既存の圧電型振動センサーが対応するIEPEインターフェースと互換性のある、広帯域(DC~10kHz)MEMS振動センサー
・高周波振動まで対応したMEMS振動センサーの全帯域幅においてメカニカルな共振を考慮した、特長的キューブ型センサー取り付け用治具
・IEPE対応の振動センサー用、広帯域で、データロスの無い、データ収集システムのリファレンス・デザイン
・データ処理用のオープンソース・ソフトウェアを使用した組込みゲートウェイ  
・MATLAB、TensorFlow、およびその他のPythonベースのツールなど、よく利用されている機械学習環境へ振動データをストリーミングする、リファレンス・デザインを提供し、それらを活用したアルゴリズム開発が可能