Cadence Pegasus Verification System、Samsung Foundryの5nmおよび7nmプロセステクノロジーで認証を取得

モバイル、ハイパースケールコンピューティングの先端ノードデザイン開発向けに最適なレイアウト検証フロー

ケイデンス・デザイン・システムズ社（米国カリフォルニア州サンノゼ市）は、4月19日 米国現地時間、Cadence® Pegasus™ Verification SystemがSamsung Foundryの5nmおよび7nmプロセステクノロジーで認証を取得したことを発表しました。
　　　
Samsung Foundryとの協業を通じて、モバイル、ハイパースケールコンピューティングなどさまざまな市場においてSamsung Foundryの先端ノードを使用するお客様がサインオフ検証の精度、実行時間の目標を達成できるよう、ケイデンスのレイアウト検証フローを最適化しました。また、Samsung Foundryは、Pegasus Verification SystemをSamsungの5nmおよび7nmテクノロジーへの導入を容易にする高性能でサインオフ精度のプロセスデザインキット (PDK) を提供しています。
　　　
Pegasus Verification Systemは、Samsungの先端ノードを使用して設計を行うエンジニアに対して様々な優れた機能を提供します。Pegasus Verification Systemは、設計期間の短縮、DRC (design rule check)、LVS (layout versus schematic)、HMF (hierarchical metal fill) 挿入、DFM (design-for-manufacturing) サインオフにより、設計サイクル時間の予測性を向上する拡張性を提供します。Cadence Innovus™ Implementation System上でも実証されており、レイアウト実装を通じたサインオフレベルのチェックによって生産性をさらに強化します。シームレスなホットスポット検出および自動修正により、DFMサインオフの必須要件を容易に満たすことが可能です。また、Pegasus Verification Systemは、Cadence Virtuoso Layout Suite環境ともインタラクティブに統合されています。
　　　
Samsung Electronics社コメント
Jong-Wook Kye氏 (Vice president of the Design Enablement Team)
「当社は、とケイデンスとの協業を重要視しており、Pegasus Verification SystemとSamsung Foundryの先端ノードプロセステクノロジーを使用して、両社のお客様がサインオフ検証をより効率的に達成できるよう懸命に取り組んできました。今回の認証プロセスを通じて、同時にPPA (Power, Performance, Area) の改善、ますます強くなる市場からのプレッシャーに対応できるよう設計サイクルを加速します。また、Pegasus Verification Systemには、迅速な設計の繰り返しを可能にする拡張性があり、お客様は設計クロージャーの改善に集中することが可能です。」
　　　
ケイデンス・コメント
Michael Jackson (Corporate vice president, R&D in the Digital & Signoff Group)
「Pegasus Verification Systemは、大規模分散型並列処理機能およびケイデンスのVirtuoso環境やInnovus Implementation Systemへの統合によりサインオフに向けたレイアウト検証フローを加速するよう新規に設計されました。これにより、お客様は設計の予測性を高めて、厳しい設計スケジュールを達成することが可能になります。我々は、Samsung Foundryとの継続的な協業を評価しています。この協業は、お客様がSamsungの5nmおよび7nmプロセステクノロジー上で自信を持ってケイデンスのサインオフフローを使用するために不可欠なものです。」
　　　
Pegasus Verification Systemは、設計の予測性および設計クロージャーへの最速パスを提供するケイデンスの広範なデジタル設計フルフローの構成要素で、ケイデンスのIntelligent System Design™戦略を支えるものであり、卓越したSoC設計を可能にします。
　　　
Pegasus Verification Systemに関する詳細
www.cadence.com/go/pegasusadvnd