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キーサイトの新しい高性能ハンドヘルドマイクロ波アナライザが 5G、レーダー、衛星通信システムの導入を加速

2021.4.21  5:10 pm

キーサイトの新しい高性能ハンドヘルドマイクロ波アナライザが 5G、レーダー、衛星通信システムの導入を加速

新しいFieldFoxが周波数レンジと帯域幅を拡張し、高度なミリ波ネットワークのトラブルシューティング、モニタリング、テストを実現

イノベーションを加速し、あらゆるものが安全につながる世界を実現する高度な設計と検証ソリューションを提供するキーサイト・テクノロジーズ・インク(米国カリフォルニア州サンタローザ)は、5G、レーダー、衛星通信システムの導入を加速する新しい高性能ハンドヘルドマイクロ波アナライザを発表しました。
   
世界各地でミリ波スペクトラムにおける5G NRサービスが展開され、衛星通信システムの導入が飛躍的に増加していることと相まって、費用対効果が高く、現場で使用できるネットワークテスト、モニタリング、トラブルシュート用ツールの必要性が高まっています。キーサイトの新しいFieldFoxマイクロ波アナライザは、研究室で使用されるツールに匹敵する測定確度を備え、拡張された周波数レンジをサポートしています。コンパクトかつ頑丈で、さまざまな用途に対応する新しい広帯域アナライザにより、ミリ波インフラストラクチャを導入するユーザーは、現場でのネットワークのKPI(重要目標達成指標)を確実に測定できるようになります。
   
キーサイトのAerospace and Defense Government SolutionsのバイスプレジデントであるDan Dunnは、次のよう述べています。
「新しいFieldFoxマイクロ波アナライザは、フィールドで使用する業界最軽量サイズでRF性能を提供します。 今や防衛機関のみならず、5Gモバイル事業者、設置事業者、衛星、地上局サービスプロバイダーも高度な通信システムを迅速かつ効率的に展開することができます。」
   
キーサイトのFieldFoxは、タスク駆動型のユーザーインタフェースを備えた統合型のハンドヘルドアナライザで、信号生成機能に加えスペクトラム解析や信号解析機能も搭載しています。これによりFieldFoxで信号干渉、アンテナやケーブル性能、EMF露出レベル、さらに通信システムにおける経路損失を正確に測定することが可能です。また、キーサイトの新しい高性能インストールツールにより、FR2(周波数レンジ2)の5Gサービスが確実に接続できます。
   
キーサイトの新しいFieldFoxは、2019年5月に発売したFieldFox Bシリーズをベースとした製品であり、次の主要なメリットを提供します。

キーサイトの新しい高性能ハンドヘルドマイクロ波アナライザが 5G、レーダー、衛星通信システムの導入を加速
  • 外部ミキサーを用いず、周波数レンジを54 GHzまで拡張することで、セットアップを簡略化し、FR2のあらゆる3GPP規格のバンド内での測定結果を改善。
  • 解析帯域幅を最大120 MHzに拡張し、高度なチャネルアグリゲーションや複雑な干渉トラブルシューティングをサポート。
  • 256QAM(直交振幅変調)などの複雑な変調方式を持つミリ波信号の測定と解析を、余裕を持って実行可能に。
  • 業界最高の低位相雑音、高感度、振幅確度で複雑な信号の信頼性のある解析を提供。
  • MIMO(マルチ入力マルチ出力)技術導入の要となる5G NRビームフォーミング解析をフェーズド・アレイ・アンテナ・コントロールを使用して提供。