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ザイトロニックのカスタム・タッチ・テクノロジーがグローバルなディスプレイスペシャリストのソーシャルネットワーキングにおける新たな可能性の創造を支援

2021.5.26  1:48 pm

タッチテクノロジーのイノベーターである英ザイトロニック・ディスプレイ(英ニューカッスル)は、台湾Litemax社の最新33インチ型円形インタラクティブディスプレイに、ザイトロニックのカスタマイズされたZytronicマルチタッチ・プロジェクテッド・キャパシティブ・テクノロジー(MPCT™)センサーが搭載され、Zytronic ZXY500™ マルチタッチコントローラのファームウェアには物体認識機能が組み込まれたと発表しました。
   
移り変わりの激しいホスピタリティ業界では、より豊かな顧客体験を軸に費用対効果と顧客の愛着心を向上させながら、ブランドを特徴づけるための新しい方法を常に探しています。Litemax社の最新33インチ型円形インタラクティブディスプレイは、カフェやレストランに設置されるバーテーブルでの使用に最適な、人目を引くリサイズされたLCDです。
   
インタラクティブな表面には、最大100点の同時タッチを検出できる、特別に設計された円形のZyBrid®マルチタッチセンサ―が使用されています。ザイトロニックが自社工場で製造したこのセンサーは、外観の美しさと安全性を兼ね備えたプリントボーダーと機械研磨したスムーズな縁取りが特長です。
   
カスタムディスプレイのスペシャリストであるLitemax社は、32インチの液晶パネルを円形にリサイズし、このセンサーを搭載しました。この2つの要素を組み合わせることで、ベゼルやフレームのない、魅力的で実用的な全面ガラス張りのデザインを実現しています。
   
熱処理により強化された4mm厚のアンチ・グレア・ガラスに搭載されたセンサーの固有の耐久性は、ディスプレイを保護し、公共の場での使用や、ホスピタリティ、レジャー分野でのセルフサービスに最適です。また、Zytronicタッチセンサーは耐衝撃性に優れ、ひっかき傷や液体のこぼれ、洗浄剤などにも影響されない応答性の高いタッチ性能を有しています。
   
Litemax社は、 LEDライト halo (ハロー)をディスプレイの外周に組み込み、その下にスマートホン用に2個の充電パッドを目立たないように設けました。パッドは、ハローとそれに重なるタッチ・センサー・ガラスを介して操作され、テーブルに座った際の隠れた便利な追加機能となっています。
   
さらにLitemaxは、Intel®スマートディスプレイモジュール(Intel® SDM)を搭載しました。クレジットカードほどの大きさのコンピュータがディスプレイに直接つながっており、オールインワンのターンキーソリューションとしてすべてのWiFi通信を行います。そのモジュールは、例えばウェイターの仕事量を減らし、販売や顧客 エンゲージメントの促進をするなど、操作者が各状況に合わせてディスプレイのソフトを自由に設定できるようになっています。
   
Litemax社でプレジデントを務めるDavid King氏は、次のように述べています。
「バーテーブルは、バーやレストランにおけるAIoT(人工知能IoT)エンゲージメントの次世代テクノロジーと位置付けられます。バーやレストランの顧客が、ゲームを楽しんだり、隣同士のテーブルで飲み物をご馳走しあったり、という目的に使えるほか、さらにLEDライトhaloは、会場の音楽に合わせてプログラムされ、賑やかな雰囲気、ロマンティックなムードやブランドカラーに設定することができます」
   
ザイトロニックの物体認識技術である円形の33インチ型マルチタッチZyBrid®センサーと組み合わせることで、新しい、より充実した交流手段をユーザーにご提供します。導電性「マーカー」は、あらゆる種類の物体の底部に付けることができます。そして、このマーカーをザイトロニック独自のファームウェアを採用したZXY500タッチコントローラと併せて取り付けることで、レストランやバーのオーナーはテーブルに座った顧客にふさわしいコンテンツを追加でサービスすることができます。
   
David King氏は、マーカーの使用例について、次のように説明しています。
「例えば、上品なバーやワイナリーでは、特定のグラスやボトルにマーカーを付けて、ユーザーが選んだワインの香りや味、ヴィンテージなどの情報を知ることができます。これはウイスキーやジンを扱うバーでも利用できます。一方、ファストフードレストランでも物体認識を利用して、顧客にインタラクティブなメニューの提供や、スペシャルオファーを発見してもらうことができます」
   
タッチテーブルシステムに組み込まれたZytronic プロジェクテッドキャパシティブ(PCAP)ソリューション特筆すべき特長は、センサーが指先またはタッチペンによるタッチ操作に反応している間でも、テーブルの表面で静止状態では導電性マーカーを底部に付けていない物は検知しない点です。また、ZXY500™タッチコントローラに搭載されているファームウェアは、「パームリジェクション」(手のひらはタッチと見なさない)という高度なアルゴリズムを使うことで、ゲストがテーブルに寄りかかったり、腕を休めたりしたときに生じる偶発的なタッチのリスクを最小限に抑えます。
   
最後にDavid King氏は、ザイトロニックのテクノロジーについて、次のように述べています。
「ザイトロニックの ZyBrid® センサーテクノロジーは、素早いタッチ反応と高精度のタッチ入力を実現します。統合物体認識テクノロジーは、ユーザーにユニークな体験を提供することで、当社の顧客のブランドアイデンティティに新しい次元をもたらします」