SOLUTION
イタリアのセルフサービス自動販売機&キオスクメーカーのアムテック社が、屋外設置用全てにザイトロニックの頑丈で信頼性のあるタッチセンサーを採用
2021.7.6 5:14 pm
タッチテクノロジーのイノベーターである英ザイトロニック・ディスプレイ(本社: 英ニューカッスル)は、イタリアの自動販売機専門メーカーのアムテック社(現在はCustom Companyのグループ企業)は、現在、すべての屋外キオスク設計のタッチスクリーンにザイトロニックの投影型静電容量技術(PCT™)を採用していると発表しました。アムテック社は、同社の「クリック&コレクト」キオスク端末のラインナップを拡充し、製品とサービスの自動販売を強化しています。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まったとき、食料品の買い物客は宅配の予約枠を確保するのに苦労し、その結果、スーパーマーケットは顧客のニーズを満たすためのより多くの方法を提供しようとしました。その一例がアムテックの「クリック& コレクトドライブ」キオスクで、スーパーマーケットの駐車場に設置されるケースが増えています。顧客はオンラインで食料品の事前注文と支払いをし、引取時間と安全なコードを受け取ります。その後、車を離れることなく21.5インチの全天候型タッチスクリーンに入力を行います。
オンラインショッピングの利用と比較した場合の特別なメリットとして、顧客が「直前に」または「衝動的に購入したい物」を買い物に追加できることです。同時に、スーパーマーケットチェーンは、最終取引前に特売品やアップセルを提示することもできます。チェックインを済ませると、顧客は指定されたスペースに駐車し、社会的な距離を保ちながら、品物をすぐに積み込めるように車のトランクを開けるように指示されます。オンラインで支払いが出来ない顧客には、商品を受領した時に支払いができる「ドライブオーダー」も用意されています。
車を持っていない、商品を早く手に入れたい、徒歩圏内で買い物をする人々のための販売方法として、アムテックは「セルフサービスキャッシュ」キオスクを設置しました。頑丈で縦向きに取り付けられた21.5インチのタッチスクリーンは、ユーザーが製品を明確に閲覧、選択、注文するのに十分な大きさでありながら、店舗の外に複数のユニットを並べて設置することのできる大きさを実現しています。
スーパーマーケットのオーナーの選択肢として、アムテックの「クリック&コレクト ロッカー」を設置すれば、顧客は通常の営業時間外に買い物ができます。食料品の注文と支払いが済むと、スーパーマーケットの職員がそれらを冷蔵庫のロッカーに入れます。顧客は携帯電話に送信された固有のコードを小型の15.6インチ ザイトロニック タッチスクリーンに入力して商品を取り出します。アムテックはロッカーの種類を増やし、注文された商品に応じて、常温、冷蔵、冷凍(-18℃)のいずれかの温度で食料品を保管するロッカーを提供しています。
アムテックの屋外用の「クリック&コレクト バイハンド」キオスクは、従来のスーパーマーケットの型を完全に排除し、スタッフが少なく自動化された倉庫および配送センターに配置できるため経費と販促費用を最小限に抑えることができます。注文を受けた食料品は直接、倉庫でピッキングされ、あらかじめ袋詰めされます。顧客は、倉庫の外にあるタッチスクリーン対応装置にEメールまたはSMSで送信されたコード番号を入力します。 「クリック&コレクトドライブ」サービスと同様に、指定されたスペースに駐車し、トランクを開いて食料品を積み込むように指示されます。これも車から離れることなく実現可能です。
アムテックが5年以上前にザイトロニックのZyBrid®タッチセンサーに切り替える前は、タッチスクリーンは自動販売機やキオスクの「最も弱いリンク」でした。当時は、全天候型の性能、破壊行為への耐性、長期的な信頼性は、しばしば遠隔地の屋外に設定される場所においては重大な課題でした。アムテックのオーナー兼最高経営責任者であるマッテオ・ルジェロ氏は、より良い解決策を探すことを決意し、タッチスクリーンの専門家であり、長年のザイトロニックのパートナーであるCamaxDSのパトリス・ロマノ氏にアドバイスを求めました。
ルジェロ氏は次のように述べています。
「タッチスクリーンの問題は、実績のあるザイトロニック社のZyBrid®タッチセンサーとZXY100コントローラーに切り替えることで、すぐに解決しました。頑丈なセンサーは、6mmの厚さの強化ガラスでできており、ほとんどすべての衝撃や摩耗に耐えることができます。コントローラーは、高速、正確、信頼性において高性能を提供します」
タッチスクリーンが悪意を持って攻撃された場合、熱強化ガラスは、大きくて危険な破片でなく、小さな立方体に砕けるため、怪我の可能性も最小限に抑えられます。さらに、損傷したタッチスクリーンがまだ使用可能であっても、アムテック キオスク内の振動センサーによって警報が鳴り、スーパーマーケットのオペレーターに迅速な修理を求めます。
アムテックは最近、新しいPharmaLockerV3セルフサービス キオスクもリリースしました。名前が示すように、この自動販売機によって、顧客は薬局の通常の営業時間外や店が混雑している時に処方箋を受け取る事ができるようになりました。横向きに取り付けられた18.5インチのZyBrid®タッチセンサーを介して、薬剤師とビデオカウンセリングを行うことができ、直接会話することで、より魅力的でパーソナルな体験を提供することができます。
ルジェロ氏はこう述べています。
「現在、私たちの屋外向け装置には、ザイトロニックのZyBrid®タッチセンサー以外の物は使わないようにしています。これらのタッチスクリーンは、実績があり、頑丈で信頼性があり、メンテナンスと収益の損失の両方の観点から、クライアントの費用を節約します。また、スーパーマーケットや薬局の慎重に構築されたブランドや評判に壊滅的な影響を与える可能性のあるタッチスクリーン表示の非機能または低機能によるネガティブな顧客体験も慎重に検討しました。アムテックがここ数年で成長したのは、ザイトロニック社の専門的なタッチセンサー技術を採用したからだと思います。ユーザーやオペレーターの好意的な体験と結びついた口コミは、セルフサービス業界において強力なツールです」
ルジェロ氏は、Camax社との最初の話し合いでは、タッチセンサーの試作品は8mm厚のガラスで作られていたと振り返ります。しかし、ザイトロニック社は、包括的な社内研究開発施設で衝撃試験を実施し、6mm厚の強化ガラスがアムテックのニーズを満たすのに十分な堅牢性を提供でき、光学視差と費用を削減することを実証しました。