SOLUTION
ピカリング インターフェースがMIL-STD-1553テストに対応する新PXI/PXIeマルチプレクサ・モジュール発表
2021.8.16 5:41 pm
「40/42-739」モデル、シングルまたはデュアル4:1、8:1、16:1差動構成で450MHzの差動帯域幅を提供
電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は、MIL-STD-1553テスト・アプリケーション向けに最適化した新PXI/PXIeマルチプレクサ・モジュールを発表しました。新製品の「40/42-739」モデルはMIL-STD-1553規格の要件を大きく上回る450MHzの差動帯域幅を、シングルまたはデュアル4:1、8:1、16:1差動構成で提供します。
「40/42-739」マルチプレクサは通信グレードの電気機械式リレーを使用し、450mΩ未満の最小初期シグナルパス抵抗を提供します。新モジュールは39Ωシングルエンド特性インピーダンスと、MIL-STD-1553規格に規定されている70~85Ωの範囲内の78Ω差動インピーダンスで構成されるインピーダンス制御差動ペアを特長としています。PXIまたはPXIe制御インターフェースに対応するコンパクトな単一スロット・フットプリントにより、シャーシ選択におけるフレキシビリティとシャーシ・スロット数の最小化を実現します。
ピカリング インターフェースのスイッチング・プロダクト・マネージャーのスティーブ・エドワーズは「MIL-STD-1553規格は当初、1970年代に軍用機での使用向けに策定されました。しかし現在では、陸上軍用車両、武器システム、民間機、宇宙アプリケーション向け規格として使用されています。『40/42-739』は航空宇宙/軍用ATEシステムの多くのアプリケーションで使用できるほか、78Ω差動インピーダンスへの対応により、ビデオ信号向けなどの75Ωスイッチング・アプリケーションにも潜在的に対応できます」と述べました。
「40/42-739」PXI/PXIeマルチプレクサ・モジュールは、メンテナンスと故障発見を容易にするピカリング インターフェースのeBIRST診断ツールによりサポートされています。スペアのリレーが用意されていることから、お客様は適切なSMTリワーク・トレーニングにより現場での修理が可能になり、システムのダウンタイムを最小限に抑えられます。また、「40/42-739」ファミリをサポートする広範な標準/カスタム相互接続アクセサリも提供されます。
・新PXI/PXIeマルチプレクサ・モジュール詳細
https://www.pickeringtest.com/ja-jp/product/40-739-001-pxi-mil-std-1553-mux-single-16channel-2pole