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IARシステムズがアドバンテック社の産業用IoTスマートターミナルのイノベーションを可能に

2021.8.26  2:24 pm

IAR Embedded Workbenchを使用して、アドバンテックが生産管理の効率アップとデジタルトランスフォーメーションを可能にするスマートソリューションを実現

組込みシステム開発用のソフトウェアツールとサービスのサプライヤとして躍進を続けるIARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区)は、産業用IoT (IIoT) 技術の世界的リーディングカンパニーである台湾アドバンテックがADAM-6300の開発にIARのビルドツールを採用したことを発表しました。
ADAM-6300は、アドバンテックの最新のリモートI/Oデータ取得モジュールで、IoTアプリケーションにおいてインテリジェントネットワークノードとして機能します。このモジュールは環境モニタリングのニーズに対応するとともに、アプリケーション設定を簡易化、迅速化し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援します。
   
IIoTの急速な発展により、スマートターミナルデバイスに対するニーズは著しく高まっています。アドバンテックのADAM-6300は、外部ゲートウェイが不要なOPC UAリモートI/Oデータ取得モジュールで、SCADA、データベース、パブリッククラウドサービスに直接接続することができます。また、OPC UA (Open Platform Communications Unified Architecture) 機能をサポートしており、ハードウェアセキュリティ保護機能を内蔵しています。ADAM-6300は水処理、機器管理、生産プロセスモニタリングなどのアプリケーションに特に推奨されています。
   
アドバンテックのIIOTビジネスグループR&DシニアマネージャであるAdam Lin氏は、次のように語っています。
「アドバンテックはIARシステムズと16年以上にわたり協業を続けてきました。これはIARツールが広範なMCUをサポートしており、製品が安定していること、アドバンテックの産業用機器の開発要件と合致しているためです。ADAM-6300は、従来と異なりPC上ではなく、組込みプラットフォーム上で動作可能なことから、アドバンテックブランドを代表する製品であると同時に、業界のパイオニア的製品であると言えます。このADAM-6300の開発は、IAR Embedded Workbenchがなければ成し得ませんでした」
    
IARシステムズ台湾のセールスマネージャであるChris Linは、次のように述べています。
「アドバンテック社が開発する産業グレード製品には、安定性に関して極めて厳しい要件がありましたが、IAR Embedded Workbenchは安定した品質とサービスを提供できるという点で最適なツールです。アドバンテックがIARのツールを使ってIoTターミナル機器の統合を実現できたことを誇りに思います。新しいスマートモニタリング機能に関しても、アドバンテックの産業IoTアプリケーションのイノベーションを引き続きサポートしてまいります」
    
IAR Embedded Workbenchは、強力なコードの最適化機能を持つ完全統合型の開発ツールチェーンです。これにより開発者はコンパクトで速いコードを生成可能となり、実行パフォーマンスを向上させ、消費電力を削減することができます。また拡張デバッグ機能と組み合わせることで、さらに効率的に製品を開発することができます。
    
アドバンテックの採用事例の詳細については、 iar.com/jp/customer_advantech_jpをご覧ください。