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ザイリンクス、ソニーの新世代ライブ プロダクションビデオ スイッチャーへの採用を発表

2021.9.30  2:29 pm

強力でプログラマブルなザイリンクス デバイスが、ソニーの幅広いプロフェッショナル製品のリアルタイム処理を支える

(カリフォルニア州サンノゼ 2021年9月29日 (米国時間) )
ザイリンクス社は、ザイリンクスのフィールド プログラマブル ゲート アレイ(FPGA)と適応型システム オン チップ(SoC)デバイスが、ソニーのプロフェッショナル オーディオ ビデオ(A/V)アプリケーション向けエレクトロニクス製品に採用されたことを発表した。これにはライブプロダクションスイッチャーの新製品『XVS-G1』が含まれる。両社の最先端テクノロジの組み合わせにより、世界中のライブ イベントの撮影および放送に使用される極めて高度なA/V製品が実現する。
    
広帯域メモリ(HBM)を備えたザイリンクスのVirtex® UltraScale+™ FPGAは、新しいライブプロダクションスイッチャー『XVS-G1』において非常に重要な役割を果たす。このスイッチャーには先行モデルから継承された特長と機能に最先端テクノロジが追加されており、最大24の4K UHD チャネルでライブ イベントの高度な映像処理を実現する。
Virtex® UltraScale+™ FPGAに搭載された HBM コントローラーと高性能トランシーバーにより、広色域の 4K 高解像度と超低レイテンシのハイ ダイナミック レンジでの高速処理が可能になる。これは、ライブ スポーツおよびライブ イベント向けに導入されるブロードキャスト ビデオ スイッチャーにザイリンクスの HBM テクノロジが採用された初の事例となる。
    
ザイリンクスは、プロフェッショナルA/V市場向け半導体のリーダーとして、20年以上にわたり、柔軟性と差別化に対応できる規格ベースのソリューションを提供している。これらのソリューションは、ソニーのプロフェッショナルA/Vシステムに求められるソフトウェア プログラマビリティ、リアルタイム ビデオ/オーディオ処理、ハードウェア最適化、Any-to-Anyメディア コネクティビティを兼ね備えている。
   
ソニー株式会社のメディアソリューション事業部 事業部長である山中功一氏は次のように述べている。
「ザイリンクス テクノロジの採用により、新しいライブプロダクションスイッチャー 『XVS-G1』でビデオおよびオーディオのリアルタイム処理とルーティングを改善できました。当社がザイリンクスのデバイスを選ぶ理由は、アーキテクチャが柔軟なため、急速に変化する市場ニーズとお客様から寄せられる固有の製品ニーズに合わせて製品機能のカスタマイズや更新ができるからです。」
    
ザイリンクスのデバイスは、『XVS-G1』以外にもソニーのさまざまなプロフェッショナル ソリューションに採用されている。以下はその例である。
●CineAltaカメラ 『VENICE』
●XDCAMメモリーカムコーダー 『FX9』
●31型4K液晶マスターモニター 『BVM-HX310』
●マルチフォーマットポータブルカメラ 『HDC-5500』 および カメラコントロールユニット 『HDCU-5500』
    
ザイリンクスの APAC 地域担当バイス プレジデントであるヨーセフ・カリロラヒ (Yousef Khalilollahi) は、次のように述べている。
「ソニーは、撮影から処理、録画までの包括的なソリューションを提供しています。ザイリンクスの柔軟な適応型デバイスが、最新の ライブプロダクションスイッチャーを含む多数のソニー製品で、リアルタイム ビデオおよびオーディオ処理を可能にしていることを光栄に思います。」
    
ザイリンクスのブロードキャストおよびプロフェッショナルA/Vポートフォリオの詳細は、以下を参照されたい。
https://japan.xilinx.com/applications/broadcast.html