SOLUTION
車載Android™機器向けAutomotive-Grade Bluetoothプロトコルスタック「Blue SDK FUSION」を10月12日に提供開始
2021.10.12 3:30 pm
Android Open Source ProjectベースでAutomotive-Gradeのアプリケーションを実現
株式会社ユビキタスAIコーポレーション(本社:東京都新宿区)は、OpenSynergy GmbH.(本社:ドイツ)が開発した車載Android機器向けAutomotive-Grade Bluetoothプロトコルスタック「Blue SDK FUSION」を、2021年10月12日に提供開始したことを発表します。
Blue SDK FUSIONの機能と特長
自動車メーカー向けの車載インフォテインメント機器には、機能性(Functionality)、無線接続制御性(Control)、堅牢性(Robustness)に対して高度な仕様が要求されます。これらは、民生機器向けのBluetoothスタックでは満たすことが難しい動作要件、機能となる場合があります。
Blue SDK FUSIONは、Android Open Source Project (AOSP)※1 ベースのプラットフォーム上で容易にAutomotive-Gradeのアプリケーションを実現することを目的に開発されたBluetoothソリューションです。AOSP標準のBluetoothスタックをBlue SDK FUSIONに置き換えることで、既存のAOSPアプリケーション/サービスとシームレスに統合するとともに、自動車メーカー向け車載インフォテインメント機器に必要とされる柔軟性、堅牢性および機能性を提供します。
Blue SDK FUSIONには、OpenSynergy社が提供するBlue SDKがBluetoothコアスタックとプロファイルとして採用されています。Blue SDKは、主要な組込み向け Bluetooth プロトコルスタックとして車載機器などで20年以上利用されており、車載機器で要求される、同時複数プロファイル、同時複数接続、デュアル電話帳のダウンロードなどの複雑なユースケースの処理もスムーズに行うことができます。
Blue SDK FUSIONの製品スタック構成
Blue SDK FUSIONの概要
名称 : Blue SDK FUSION
販売開始日 : 2021年10月12日(火)
製品ページURL: https://www.ubiquitous-ai.com/products/bluesdkfusion
主な特長
- 車載インフォテインメント機向けに豊富な実績を持つ、OpenSynergy社のBlue SDKをベースに開発
- 車載インフォテインメント機器向けの要求仕様を満足する機能性、柔軟性および堅牢性を実現
- AOSP 標準Bluetooth APIとの互換性を維持、既存アプリ・サービスとの連携
- AOSP Bluetooth APIの拡張、機能追加が可能
- CTS、VTS、ATSをサポート
※1 Android Open Source Project (AOSP):オープンソースとして一般に公開されているAndroid 用ソフトウェア。
OpenSynergy GmbH.について
OpenSynerg社は、次世代の車載機器向けの組込みソフトウェア製品を提供する企業です。車載機器向けハイパーバイザーCOQOS Hypervisor SDKは、強力なドメインコントローラ上に、リアルタイムアプリケーションやオープンソースソリューションを統合しています。また、車載機器向けに開発された組込み向け Bluetooth(R)プロトコルスタックBlue SDKは、OpenSynergy社が提供する通信プラットフォームの一つであり、世界中の多くのOEMで実装されています。
本社所在地: Rotherstrasse 20,D-10245,Berlin,Germany
URL : https://www.opensynergy.com/