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SOLUTION

IARシステムズとSecure Thingzが組込みシステムのセキュリティを強化するSTM32 MCU対応ソリューションを拡充

2021.11.24 10:53 am

STM32向けCompliance Suiteにはセキュリティ開発ツールと実用的なガイダンスを含み、企業がIoTアプリケーションを安全に開発するためのソリューションを提供

組込みシステム開発用のソフトウェアツールとサービスのサプライヤとして世界をリードするIARシステムズ株式会社（本社：スウェーデン、ウプサラ市、日本法人：東京都千代田区）と、IARシステムズのグループ企業であるSecure Thingz（本社：イギリス、ケンブリッジ）は、STM32向けCompliance Suiteを発表しました。
このCompliance Suiteは、米国のIoT機器製造者向けサイバーセキュリティ指針(NISTIR 8259) やヨーロッパの消費者向けIoT製品セキュリティ規格EN 303 645　(ETSI)、英国および豪州の13 ベストプラクティス、ならびにインドの消費者向けIoT製品セキュリティのための行動規範(TEC31318:2021)などのセキュリティ規格に準拠するアプリケーションを迅速にビルドするために必要なセキュリティ開発ツールおよび実用的なガイダンスや知識を提供します。
　　　　　
IoTセキュリティとプライバシに関する新たな規格が世界的に急速に導入されつつある今日、このような標準規格に適合し安全を確保することは、組込みアプリケーションを手掛けるすべての企業と開発者にとって大きな課題となっています。STM32用Compliance Suiteは、開発ツールチェーンであるIAR Embedded Workbenchに完全統合されたセキュリティ開発ツール一式を提供します。
C-Trustおよび予め設定されたセキュリティコンテキストによって、必要なすべてのセキュリティおよび暗号化機能が自動的にアプリケーションに組込まれ、開発者は現在そして将来にわたり、システムの動作を制御することができます。
また、Compliance Suite に含まれているSecure Boot Managerは、ブート処理全体のセキュリティを確保してデバイスを保護します。さらに、STM32用Compliance Suiteには、Secure Thingzのセキュリティに関するエキスパートが作成した実用的なガイダンスが１つのパッケージに収められています。
　　　　　
STマイクロエレクトロニクス社のグループ副社長兼マイクロコントローラ事業部のジェネラル・マネージャであるRicardo De Sa Earp氏は次のようにコメントしています。
「STの Secure Firmware Install 技術は、知的財産保護の点から極めて重要です。既存のセキュリティ規定に適合し、新たな規定に対しても世界で通用するソリューションを提供します。今回IAR Systems とSecure Thingz のCompliance SuiteがSTM32 MCU に対応したことは、当社のお客様が必要なコンプライアンスを得る上で貢献してくれることでしょう。」