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Digi-KeyがSeeed Studio、Machinechat、業界初のプライベートLoRaWAN-in-a-Boxソリューション発表

2021.11.24  4:10 pm

即時出荷が可能な世界最多の電子部品在庫を有しているDigi-Key ElectronicsはSeeed Studio、Machinechatとのパートナーシップにより、IoT向けに業界初のプライベートLoRaWAN-in-a-Boxソリューションを発表しました。

Digi-KeyがSeeed Studio、Machinechat、業界初のプライベートLoRaWAN-in-a-Boxソリューション発表
Digi-KeyはMachinechatとSeeed Studioが提供する業界初のプライベートLoRaWAN-in-a-Boxソリューションの独占ディストリビュータです。

    
Digi-KeyのIoTビジネスソリューション担当ディレクタのRobbie Paulは「Digi-Keyはこの業界初のLoRaWANソリューション(ターンキー製品)のグローバルな独占ディストリビュータになったことを光栄に思います」と述べ、さらに「私たちは、IoTの広範な普及への道を拓いているLoRaWANなどの新しいワイヤレスコネクティビティ技術、ソリューションを世界のデベロッパーやシステムインテグレータに提供できることで、彼らに多くの新たな可能性とインスピレーションをもたらすことができていることを嬉しく思います」と語りました。
    
すぐに使用可能なこれらの新ソリューションはSeeed Studioの産業グレードのLoRaWAN(低電力広域ネットワーク)IoTセンサ/ゲートウェイと、Machinechat® JEDI Pro Seeed Studio Editionソフトウェアを統合しており、迅速なIoT展開と、ユーザーによるデバイスデータの完全管理を可能にする強化したセキュリティ機能を実現します。これにより、最終的に開発期間の短縮、技術的な複雑さとコストの低減が可能になります。業界初のこのLoRaWAN-in-a-Boxソリューションは、スマート農業/高精度農業プロジェクトの迅速な展開にフォーカスしています。
     
Seeed Studioの最高経営責任者(CEO)のEric Pan氏は「Seeed Studioは13年以上にわたり、革新的なIoTイネーブルメントソリューションの開発で先駆的役割を果たしてきました」と述べ、さらに「受賞実績を持つ私たちのSenseCAP LoRaWANハードウェアソリューションとMachinechatの革新的で使いやすいソフトウェアを組み合わせることにより、世界各地のDigi-Keyのお客様は堅牢なプライベートLoRa IoTネットワークの構築と展開の所要期間を数週間レベルから数日単位に短縮できるようになります」と語りました。
     
MachinechatのCEOのSanjeev Datla氏は「最も優れた革新的なIoT向け技術の提供で世界をリードするDigi-Key Electronicsと、IoTイネーブルメントハードウェアのグローバルリーダーであるSeeed Studioとのパートナーシップに参加できたことを大変嬉しく思います」と述べ、さらに「私たちの技術を統合したプライベートLoRaWAN-in-a-Boxソリューションにより、システムインテグレータや企業のIoTチームは、自分たちのアイデアをまったく新しいIoTデジタルプロジェクトへと、短時間で現実化することができます」と語りました。
      
Seeed Studio SenseCAP LoRaWANソリューション
スマート農業、高精度農業、スマートシティなどのユースケースを含む商用IoTアプリケーション向けに設計されたSenseCAPの産業グレードLoRaWANセンサ、データロガー、ゲートウェイソリューションは迅速な導入と展開を実現します。特長は次の通りです。

  • LoRaWANプロトコルクラスAに対応
  • 超長距離のデータ伝送:見通しの良い場所で最大10km
  • 複数のISMバンドに対応:EU868、US915、AU915、AS923
  • イーサネットバックホールに対応。オプションでセルラーバックホールにも対応
  • 産業グレードの保護:エンクロージャによる保護等級IP66、屋外での使用に最適、-40°C~+70°C(SenseCAPセンサは最大+85°C)で動作可能
  • 高い信頼性と安定性
  • センサバッテリ寿命:3年以上

Machinechat® JEDI Pro Seeed Studio Edition
MachinechatのJEDI Pro Seeed Studio Editionは業界で最も価格が手ごろなIoTデータ監視/可視化ソフトウェアです。商用IoTの展開向けに設計されており、特長は次の通りです。

  • 統合されたSeeed Studioデータ収集装置を使用し、Seeed StudioのSenseCAP LoRaセンサからデータをインジェスト(Chirpstackのインストールが必要)
  • 統合されたHTTP APIサーバ、TCPセンサ、MQTTブローカーを使用し、ほぼあらゆるデバイスやセンサからのデータをインジェスト
  • 折れ線グラフ、面グラフ、タイルグラフ、レーダーチャート、データグリッドチャートにより、リアルタイムや過去のデータを視覚化するダッシュボードを構成
  • 統合されたルールエンジンを使用してデータを監視し、電子メール通知やSMSを作動させるか、外部スクリプトを実行(* 電子メール通知にはSMTPサーバが必要。SMSにはTwilioアカウントが必要)
  • デバイスやマシンがオンラインかどうかを監視
  • データ収集装置とアクションプラグインを通じ、ユーザーのカスタムビジネスロジックをIoTデータに適用
  • 仮想データセンサにより、デベロッパーやインテグレータはプロジェクト展開シナリオのシミュレーションが可能
  • ローコード:コーディングではなく設定にフォーカス
  • 統合データベースと管理されたローカルデータストレージにより、サービスとして実行するシングルアプリケーションバイナリ
  • SSLサポートとロールベースのユーザー管理による最新のブラウザベースのユーザーインターフェース
  • 最大200デバイス/センサをサポート
  • Windows、macOS、Linux、Raspberry Pi、BeagleBone®プラットフォームに対応

LoRaWAN-in-a-Boxソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。

・Machinechatについて
米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置くMachinechatは、IoTプロジェクトの開発と展開に費やすコストと時間を大幅に低減するIoTデータ管理ソリューションのリーディングサプライヤとなることをミッションとしています。使いやすく価格が手ごろなMachinechatのソリューションはソフトウェア定義ネットワーキングの原理を活用しており、IoTソリューションアーキテクト、デベロッパー、ネットワーキングOEM企業に対し、自身の製品やソリューションへのデータ収集/ストリーミングデータ処理/データ監視/ポリシーベースデータ管理機能の迅速な追加を可能にします。MachinechatはJEDI One/JEDI Proソフトウェアソリューションのデベロッパーです。https://www.machinechat.io/
   
・Seeed Studioについて
中国の深圳に本社を置くSeeed Studioは2008年以来、ハードウェアへのアクセスを容易にしハードウェアの技術革新のハードルを下げるというミッションに基づき、オープン技術/アジャイル製造サービスを提供し、グローバルなデベロッパーコミュニティにサービスを展開しています。Seeedは深圳の非常に大きなリソースと世界各地の信頼できる技術/ディストリビューションパートナーとともに、IoT、エッジAIアプリケーション向けハードウェアソリューション開発のための最も統合度の高いプラットフォームとなることに注力しています。最新技術リソースの統合により、Seeedは新アプリケーションの拡大を可能にする次世代ハードウェアを提供しています。
     
Digi-Key Electronics
digikey.com/digikey.jp