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IARシステムズとCodasipが低消費電力RISC-Vベースアプリケーションの実現に向けて協業

2021.12.1  12:02 pm

プロフェッショナル開発ツールIAR Embedded Workbench for RISC-VがCodasipの低消費電力組込みプロセッサのサポートを開始

組込みシステム開発用のソフトウェアツールとサービスのサプライヤとして世界をリードするIARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン、ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区)と、カスタマイズ可能なRISC-VプロセッサIPの先進サプライヤであるCodasip(本社:ドイツ、ミュンヘン)は、本日パートナーシップ締結を発表し、両社の顧客がRISC-Vをベースとした低消費電力の組込みアプリケーションの構築を可能としました。これに伴い、IAR Embedded Workbench® for RISC-Vのバージョン2.11は、CodasipのL30およびL50 プロセッサに対するサポートを開始しました。L30とL50は、小型でエネルギー効率の優れた低消費電力の組込みプロセッサで、プロジェクトの個々のニーズに合わせて完全にカスタマイズおよび調整が可能です。
     
IAR Embedded Workbench for RISC-Vは、開発者が必要とするあらゆるものを1つのIDEに集めた完全統合型のC/C++コンパイラとデバッガのツールチェーンです。IAR Embedded Workbench for RISC-Vの優れた最適化技術により、要求ニーズに合致したアプリケーションの開発が容易になり、オンボードメモリ使用量の最適化が可能となります。
     
CodasipのCTOであるZdeněk Přikryl 氏は次のように述べています。
「Codasip のRISC-VプロセッサL30とL50はRISC-Vの仕様に完全に準拠しており、お客様は多彩な選択肢からコンパイルおよびデバッグソリューションをお選びいただけます。組込み分野におけるリーダであるIARシステムズのIAR Embedded Workbenchを使用した場合、当社のプロセッサは全く問題なく動作します。」
     
また、IARシステムズのCTOであるAnders Holmbergは次のように述べています。
「CodasipのL30とL50が組込みRISC-Vエコシステムに加わることは非常に大きな意味を持ちます。私たちは引き続きRISC-V製品のポートフォリオを拡充することで、新規および現在の技術的パートナやお客様がRISC-Vへの投資を最大活用できるようにサポートしてまいります」
    
IARシステムズのRISC-V対応の詳細についてはwww.iar.com/jp/riscvをご覧ください。CodasipのRISC-Vプロセッサコアの詳細は www.codasip.comをご覧ください。