SOLUTION
キーサイトが112 Gbpsシリアル・データセンター・インタフェースの最新業界標準への準拠を検証する初の800Gテストソリューション提供
2022.4.5 3:38 pm
光トランシーバーメーカーは100 Gbpsを超える速度に対応したデザインのトランスミッターとレシーバーの正確な検証が可能に
イノベーションを加速し、あらゆるものが安全につながる世界を実現する高度な設計と検証ソリューションを提供する、キーサイト・テクノロジーズ・インク(米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE:KEYS、日本法人:キーサイト・テクノロジー株式会社)は、112 Gbpsシリアル・データ・センター・インタフェースを最新の業界標準への準拠を検証する、業界初のコンプライアンステストソリューションを発表しました。
データセンター事業者やハイパースケーラーと呼ばれる大手クラウドサービス企業では、次世代データセンター接続技術である800ギガビット(800G)を実装し、帯域幅、仮想化、スイッチング容量の要件や、コスト効率とパワー効率の高いデータ伝送の投資が加速しています。800G実装のメリットを実現するためには、少なくとも100 Gbpsの速度およびレーンごとの速度をサポートできるインタフェースが不可欠です。キーサイトの112 Gbpsコンフォーマンステストプラットフォームにより、光トランシーバーメーカーは100 Gbps以上の接続速度をサポートするトランスミッター(TX)とレシーバー(RX)両方の設計を正確に検証できます。
キーサイト・テクノロジーのネットワークおよびデータセンターソリューションのバイスプレジデントであるDr. Joachim Peerlingsは、次のように述べています。
「キーサイトは、100 Gbpsを用いたハイパースケールネットワークの測定科学と設計検証ソリューション実現を前進させるために、業界標準化団体に対してさまざまな貢献をしています。またキーサイトでは、エコシステムの主要な関係者と協力して得られた知見を活用して、相互運用性と物理層コンフォーマンスのテストツールを作成しています。これらのツールは、電気シミュレーションから初期シリコンやシステムの検証に至るまで、設計と開発を加速させます。」
キーサイトの完全自動化された112 Gbpsコンフォーマンステストソリューションにより、以下を実現します:
- さまざまな実装シナリオに対して柔軟かつ正確で再現性のあるテストを実行し、開発スケジュールを短縮。
- IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)およびOIF(Optical Internetworking Forum)が定義する最新仕様への準拠を検証する幅広いテストケースの活用。
- チップ間、チップとモジュール間、ケーブル、バックプレーンなど、複数の内部インタフェースのテストの簡素化と迅速化。
新しい112 Gbpsコンフォーマンステストソリューションは、レシーバーテスト用にキーサイトのM8040A 64 GBaud高性能ビット・エラー・レシオ・テスター(BERT)とN1060Aデジタル・コミュニケーション・アナライザ(DCA)、トランスミッターテスト用にキーサイトのInfiniium UXRシリーズ リアルタイムオシロスコープを使用しています。このソリューションには、以下を検証する自動テストソフトウェアが含まれています。
- IEEE 802.3ck仕様準拠のレシーバー(M8091CKPA)
- IEEE 802.3ck仕様準拠のトランスミッター(N1091CKCA、D90103CKC)
- OIF-CEI-112G PAM4仕様準拠のトランスミッター(N109212CA、D9050CEIC)
キーサイト・テクノロジー
www.keysight.co.jp