SOLUTION
キーサイトがPCIe® 5.0/6.0のシームレスなサポートを可能にするシングルベンダー検証ソリューション提供
2022.4.20 3:51 pm
Peripheral Component Interconnect Express(PCIe)の完全なデザインサイクル展開を可能に
キーサイト・テクノロジーズ・インク(米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE:KEYS、日本法人:キーサイト・テクノロジー株式会社)は、PCIeデザインのシミュレーション、経路探索、特性評価、検証、およびコンプライアンステストを可能にする、デジタル開発およびシニアエンジニア向けエンドツーエンドPCIeテストソリューションを発表しました。
データセンターや、エッジコンピューティングのAI(人工知能)関連のワークロードが急増するに伴い、新しい計算設計が求められています。データセンターのシステム設計者はデザインサイクルを短縮して、新たしい高速デバイスを提供する必要に迫られています。新しいPCIeデバイスは、データセンターのイーサネット・ネットワーク・インタフェースや台頭するCXL(compute express link)に対応しなければなりません。
性能目標を維持し、PCIe 6.0のPAM4(pulse amplitude modulation 4)への移行に備えるため、お客様はPCIe5.0から6.0へのスムーズな移行を必要としています。PCIe測定の整合性には、最先端のツールを用いて、PCIe仕様に準拠していることを検証する必要があります。デザインサイクルが短縮するなか、シミュレーションから検証まで、スタックのレイヤー全体にわたるエンドツーエンドソリューションが不可欠です。
キーサイトは、Peripheral Component Interconnect Special Interest Group(PCI-SIG)によって承認された包括的な物理層テストソリューションを提供しており、現在PCI-SIGのintegrators listがサポートしているPCIeの全世代のトランスミッターやレシーバーの規格試験に対応しています。設計エンジニアの製品化までの時間へのプレッシャーの高まりを考慮し、キーサイトはPCIeプロトコルをカバーするポートフォリオを拡張し、シミュレーションからフルスタック検証までの初のエンドツーエンドソリューションを実現しました。
キーサイト・テクノロジーのネットワークおよびデータセンターソリューションのバイスプレジデントであるDr. Joachim Peerlingsは、次のように述べています。
「キーサイトは、1992年のPCI-SIG設立以来のメンバーであり、2007年からPCI-SIGの取締役を務めています。キーサイトは多くのワーキンググループに参加し、さまざまな規格を業界でテストを可能にし、早期利用を実現しました。キーサイトは、シミュレーションからプロトコルまでの完全なPCIeテストソリューションを発表し、お客様の設計の真のパフォーマンスマージンを評価・検証することを可能にします。」
キーサイトの新しいPCIeテストソリューションは、当社の物理層システムシミュレーション; 物理層インターコネクト、 トランスミッター(Tx)およびレシーバー(Rx)テスト、そして、ハードウェアとソフトウェア製品で構成される新しいプロトコル層テストソリューションを、DesignConで初めて公開しました。
- 単一ベンダーによるデザインサイクル全体にわたる相互運用性およびサポート。
- Keysight Infiniium UXRシリーズ リアルタイムオシロスコープによる正確なPAM4 PCIe 6.0 Tx測定およびRx校正で、110 GHzの帯域幅で低残留ノイズを実現し将来を見据えた性能を提供。
- NRZおよびPAM4測定を同じハードウェアであるKeysight M8040Aビット・エラー・レシオ・テスター(BERT)で対応できるため、投資を保護。
- 優れたシグナルインテグリティにより、エンジニアはインタポーザシグナリングの問題ではなく、プロトコルのバグに注力可能。
- 高速トランスミッターのフェーズロックループ(PLL)帯域幅測定により、測定時間を数時間から数秒に短縮。
- 製品ワークフロー全体にわたるコンポーネントやサブシステムのエンドツーエンド検証を、共通のソフトウェアプラットフォームと内蔵テストオ―トメーションで実現。
PCIeソリューション詳細
www.keysight.com/find/PCIe