SOLUTION
EdgeCortix×BittWare社がIntel Agilex FPGA向けに高性能・低レイテンシのAIアクセラレーション・ソリューション提供
2022.4.27 9:16 am
ストリーミングや高解像度データの処理において競合するFPGAボードと比較して最大7倍の性能優位性を実現
ファブレス半導体設計会社であるEdgeCortix株式会社(本社:東京都渋谷区)は、Molex傘下のBittWare社のIA-シリーズ、FPGA(Field Programmable Gate Array)を活用し、Intel Agilex FシリーズのFPGAを搭載した新製品の提供および市場投入を開始します。
先日発表されたBittWareパートナープログラムへの参加の第一段階として、EdgeCortixは、独自のDynamic Neural Accelerator(DNA)IPをエンタープライズクラスのAgilex FシリーズベースのFPGAアクセラレータカードであるBittWare社のIA-420FおよびIA-840Fに組み込み、業界標準の機械学習フレームワークを用いた高性能かつ低レイテンシの推論ソリューションの構築を進めています。
EdgeCortix DNAは、最大20TOPSのAI専用の演算能力、低レイテンシ、スケーラブルな推論エンジンを備え、ストリーミング(低バッチサイズ)と高解像度データ用に特別に最適化されたディープラーニング推論用の柔軟なIPコアです。DNA IPコアとEdgeCortix MERAコンパイラソフトウェアフレームワーク( https://pypi.org/project/mera/ )の組み合わせにより、第2世代HyperFlexアーキテクチャベースのAgilex FPGAにおいて、今日ますます複雑化し計算量の多いAIワークロードをシームレスに高速化することができます。
EdgeCortixの創設者兼CEO サキャシンガ・ダスグプタ コメント
「新たなBittWareパートナープログラムを通して、EdgeCortixのDynamic Neural Accelerator IPの技術力をAgilex FPGAに提供できることを大変嬉しく思います。この提供はAIアクセラレーション市場の様々な水準においてゲームチェンジャーとなるでしょう。CPUやGPUのドロップイン代替品として使用できる、サーバーからエッジボックスまでの完全なソリューションをBittWare社と共に提供して参ります。エンドユーザーの視点から見ると、AI推論アプリケーションのデプロイにFPGAプログラミングの経験は不要で、PyTorch、TensorFlow、ONNXなどの標準的なフレームワークを使用するソフトウェアエンジニアや機械学習エンジニアが簡単に利用できるソリューションとなっています。また、性能面では、これらの新しいソリューションは、競合するFPGAボード製品と比較すると、最大7倍の性能優位性でストレージの推論レイテンシを大幅に低減します。」
BittWare社のセールス&マーケティング副社長 Craig Petrie氏 コメント
「業界全体において、AI/機械学習のワークロードがかつてないほど増加する中、業界を牽引するIPプロバイダのEdgeCortix社と共に提供するソリューションは、当社のIntel Agilex FPGAベースの製品ポートフォリオを完全なものにします。当社の顧客は、現在と将来の多数のビジネスニーズにおいて、リスクやコストを下げながら、パフォーマンスを向上させることができる、このような水準のAI推論ソリューションを求めていました。」
EdgeCortix株式会社
https://www.edgecortix.com/