SOLUTION
EdgeCortixが業界別戦略諮問委員会を発足
2022.5.18 9:34 am
ノースロップグラマンジャパンの元CEOを防衛業界に合わせた戦略諮問委員会のメンバーに任命
ソフトウェアファーストのアプローチで、エッジAI推論用の業界最高クラスの計算効率と低レイテンシを実現することに注力した革新的なファブレス半導体設計会社であるEdgeCortix株式会社(本社:東京都渋谷区)は、同社が対象とする特定の産業分野に合わせた戦略諮問委員会(Strategic Advisory Board、以下 SAB)の立ち上げと、その最初のメンバーを発表しました。
EdgeCortixのSABは、経験豊富なビジネスリーダーやソートリーダーが、それぞれの業界における製品および企業の市場投入イニシアチブに対してEdgeCortixに指導を行うためのプラットフォームとして設立しました。EdgeCortixの特許取得済みで業界を牽引するAI推論ソフトウェアおよびハードウェアIPソリューションを、ターゲットとするビジネス分野にもたらすために、交流や紹介を指導・促進するSABに参加する主要な専門家のメンバーを今後、数ヶ月以内に紹介する予定です。本日、ノースロップ・グラマン・ジャパンの元CEOであるStanley (Stan) Crow氏が、SABの初期メンバーとして、技術や市場に関する独自の専門知識を活かして、SABの防衛・セキュリティ分野のアドバイザーを務めることを発表しました。
EdgeCortixの創設者兼CEOであるサキャシンガ・ダスグプタは次のように述べています。
「EdgeCortixの戦略諮問委員会の発足および、防衛・セキュリティ分野の諮問委員会のトップとしてStan Crow氏の就任を発表できたことを大変嬉しく思います。Crow氏は、ビジネスと技術的な洞察力を併せ持つユニークな人物であり、このポジションに最適な人材です。彼の20年にわたる防衛産業での経験、約30年にわたる軍隊と情報機関での勤務、そして長年のエンジニアリングの経歴は、EdgeCortixの防衛およびセキュリティ構想における人工知能の加速化戦略をサポートする上で欠かせません。」
Crow氏は、ノースロップ・グラマン社の防衛システム部門でCTO兼技術・エンジニアリング・製造担当副社長を務め、最近退任しました。それ以前は、ノースロップ・グラマン・ジャパンの最高責任者として、日本における開発全般を統括していました。在職中は、社長職を含む、ノースロップ・グラマン・インターナショナルIncの国際顧客エンゲージメント・戦略担当ディレクター、Directed Energy(指向性エネルギー)の事業開発ディレクターなど、様々な役割を担いました。
ノースロップ・グラマン入社以前は、マッキンゼー・アンド・カンパニーのアソシエイト・プリンシパルとして、米国および英国の技術、航空宇宙、防衛分野の顧客を支援しました。さらに、Crow氏は米国空軍に約30年間在籍し、現役時代および予備役時に、インド太平洋地域における宇宙、情報、高度な能力のニーズに対応する任務に就いていました。反テロリズムで国防総省賞を受賞したほか、リーダーシップと国防への多大な貢献でいくつかの賞を受賞しています。
Crow氏は次のように述べています。
「EdgeCortixのSABに参加できることを心から嬉しく思っています。防衛やインテリジェンス部門が、AI等の主要分野において、より広範囲のテクノロジー分野からのイノベーションの活用を模索している今、この任務を果たせることは、貴重な経験となります。防衛分野や政府の顧客は、情報の正確さとスピードの両方を向上させる有意義な方法を求めています。特に、戦場に広く分散したシステムでは、指揮系統の各レベルで意思決定者が最良のデータをできるだけ早く利用できるようにすることが重要です。これからEdgeCortixチームと共に働き、EdgeCortixのユニークな能力を主要なビジネスやテクノロジー分野のリーダーに広く知らせ、世界中の市民やパートナーに大きな価値を提供できるよう支援することを楽しみにしています。」