LatticeがMachXO5-NXファミリを投入し、制御FPGAのリーダーシップをさらに拡大

ラティスセミコンダクターは受賞歴のあるLattice Nexus™プラットフォームをベースとした第5弾製品となるLattice MachXO5™-NXファミリを発表し、長年にわたり制御FPGAをリードしてきた地位をさらに強化しました。MachXO5-NX FPGAはロジック・リソースとメモリ・リソースの増大、堅牢な3.3 V I/Oサポート、差別化されたセキュリティ機能セットを特長としており、最新世代のセキュア制御を実現します。MachXO5-NX FPGAはサーバ・コンピューティング、通信、産業、車載の各市場でシステムのモニタリングと制御を強化し、クラスをリードする電力効率と信頼性を提供します。
　　　　　　　
ラティスセミコンダクターのプロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクターのGordon Handsは「セキュア・システムのモニタリングと信頼性へのニーズは急速に高まっており、制御システム機能の追加が必要とされています。お客様はこうしたニーズに対応し、設計効率の向上とシステム統合の簡素化を実現する革新的ソリューションを求めています」と述べ、さらに「お客様による製品の迅速な市場投入をサポートするため、MachXO5-NX FPGAは先進機能、セキュリティ、電力効率性、信頼性をバランス良く備えており、進化するニーズに対応しています」と語りました。
　　　　　　　　
Lattice MachXO5-NX FPGAの特長：

• ロジック・リソースとメモリ・リソースの増大
  ・MachXO5-NX FPGAは25kのロジック・セル容量を持つFPGAファブリックと1.9Mbのエンベデッド・メモリを組み合わせることにより、外部メモリの必要性が最小限になり、設計フットプリントが縮小します。また、最大9.2Mbのユーザー専用フラッシュ・メモリを搭載しており、ミッション・クリティカルなデータとパラメータを保存可能です。
  ・内蔵フラッシュ・メモリにより、インスタント・オン・オペレーションと信頼性の高いインフィールド・アップデートが可能で複数コンフィグレーション・イメージに対応した単一チップソリューションを実現します。
  ・MachXO5-NXFPGAはDSPブロックとADCブロックの追加により、コンピューティング能力と制御能力が強化されています。
• 堅牢なプログラマブルI/O
  ・MachXO5-NX FPGAはシステム内の各種デバイスとの通信で必要となる堅牢な3.3 V I/Oシグナリングへのサポートが最新のCPUやSoCで欠落している問題に対応します。MachXO5-NX FPGAはアーリーI/Oコンフィグレーション対応の汎用I/O（うち80%が3.3Vシグナリングをサポート）を最大300搭載しており、1.25 Gbps SGMII、デフォルト・プルダウン、ホットソケット、プログラマブル・スルーレートなどの追加機能により、基板設計の簡素化を実現します。
• クラスをリードするセキュリティ
  ・OMachXO5-NX FPGAにはオンチップ・マルチブート機能に加え、ビットストリーム暗号化（AES256）と認証（ECC256）が備わっています。
  ・類似クラスの競合FPGAにはランタイム・セキュリティ機能は現在のところ用意されていません。
• 業界をリードする電力効率と信頼性
  ・MachXO5-NX FPGAはLattice Nexusプラットフォームをベースとしており、類似クラスの競合FPGAに比べて消費電力を最大70%低減し、システム熱管理の簡素化、システムの総運用コストの低減を実現します。
  ・FD-SOI 製造プロセスによりシステム信頼性が向上し、類似クラスの競合FPGAに 比べてソフトエラー・レートが最小100分の1に低減します。

ラティスセミコンダクター
http://www.latticesemi.com/ja-JP