オンセミがサステナビリティへの取り組みを本格化

2021年版サステナビリティ・レポートはネットゼロ宣言、持続可能な収益、エネルギー効率に焦点を充てる

インテリジェントなパワーおよびセンシン グ技術のリーディング・サプライヤであるオンセミ（onsemi、本社　米国アリゾナ州フェニックス）は、年次サステナビリティ・レポート（従来のCSR（企業の社会的責任）レポート）を発表しました。本レポートは投資家、顧客、ステークホルダー、従業員に対して透明性を保つための継続的な取り組みとして、GRI（Global Reporting Initiative）、TCFD（Task Force on Climate-related Financial Disclosures）、SASB（Sustainability Accounting Standards Board）の基準に従って作成されています。
　　　　　　
2021年、オンセミは、お客様の最も困難な問題を解決するインテリジェントな電力技術とセンシング技術の創出に向けたイノベーションを推進するというミッションに注力するとともに、明日のより良い世界の実現に向けたコミットメントを強調しました。こうした取り組みが評価され、オンセミは4年連続でダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス（北米）に選出され、7年連続でエシスフィアによる「世界で最も倫理的な企業」の一つに選ばれるなど、2021年に8つの栄誉を獲得しました。
　　　　　
オンセミの社長兼CEOであるハッサーン・エルコーリー（Hassane El-Khoury）は、次のように述べています。
「オンセミは、地球規模の気候変動に対処するための戦略とプログラムの開発に取り組んでおり、2つの方法でこれを実現しています。一つは、温室効果ガスの排出や廃棄物、大気汚染や水質汚染を削減するための方法を導入すること。そして2つ目は、持続可能なエコシステムを支え、お客様が自らの持続可能性目標を達成できるようなインテリジェントな電力技術やセンシング技術を生み出すことです」
　　　　　　
2021年版サステナビリティ・レポートのハイライトは以下の通りです。

• ネットゼロの誓い：企業の持続可能性へのコミットメントをさらに強固なものにするため、オンセミは、パリ協定の目標を10年早め、2040年までにネットゼロエミッションを達成することを誓約しています。この意欲的な戦略は、効率性の向上、再生可能エネルギーへの投資、オフセットによる不可避な排出の削減という3つの主要分野に焦点を当てるものです。
• 記録的な持続可能な収益：2021年、オンセミは年間売上の約75%に相当する50億1100万ドルをサステイナブルな製品の売上として計上しました。これは、持続可能なエコシステムの中核となる製品と定義しています。これには、太陽光発電用ストリング・インバータ、クラウドや通信インフラにおける電力最適化、軽量で走行距離の長い電気自動車（EV）、EV用の効率的な急速充電システムを可能にする製品などが含まれます。さらに、人、地球、利益のトリプルボトムラインに向けた環境・社会・ガバナンス（ESG）の取り組みにも貢献する必要があります。当社のインテリジェントなパワーとセンシングの技術は、排出量の削減とエネルギー効率の向上を可能にします。
• 水とエネルギーの効率化：2021年、オンセミはエネルギー消費量を前年比3% 削減し、取水量を前年比 5% 削減しました。オンセミは、事業活動における効率化の機会を頻繁に特定し、水のリサイクルやエネルギー効率を高めるツールのアップグレードなど、取水量とエネルギー使用量を削減するソリューションを評価しています。
• 多様性、公平性、包括性：オンセミは、2021年に公平性に焦点を当てることで、多様性と包括性へのアプローチを拡大しました。同社は、多様で包括的な職場を求めるための統合体として、公平性を浸透させることが不可欠であると認識しています。新たな重点領域により、すべての従業員が事業目標やコアバリューに沿ったスキルを身につけるための同じ機会を得られるよう、アクセス環境を整備しています。そのために、当社はエグゼクティブスタッフチームの女性の数を3倍に増やしています。6つの従業員リソースグループはその数を増やし続けており、また、歴史的に代表的でないコミュニティの代表を確保することで、職場における公平性を促進しています。

オンセミ2021年版サステナビリティ・レポート
https://www.onsemi.com/pub/Collateral/BRD8084-D.PDF
　　　　　　
オンセミ（onsemi）
www.onsemi.jp