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AMDが産業、マシンビジョン、IoT、シンクライアント・ソリューション向けに性能と電力効率を最適化した「Ryzen Embedded R2000」シリーズ発表
2022.6.21 6:27 pm
新しいRyzen Embedded Rシリーズのシステムオンチップにより、最大2倍のコア数、強化されたRadeonグラフィックス、Windows 11のサポート、多用途なマルチディスプレイの構成を提供
AMD(米国本社:米カルフォルニア州サンタクララ)は、幅広い産業・ロボットシステム、マシンビジョン、IoT、シンクライアント機器向けに最適化した第2世代のミドルレンジSoC(システムオンチップ)プロセッサー、Ryzen™ Embedded R2000シリーズを発表しました。
Ryzen Embedded R2000シリーズは、コア数を倍増し、前世代と比較して大幅な性能向上を実現しており、新しいR2514モデルは、同等のR1000シリーズ・プロセッサーと比較してCPUおよびグラフィックス性能が最大81%向上しています。また、「Zen+」コア・アーキテクチャーとAMD Radeonグラフィックスにより、ワット・パフォーマンスも最適化され、豊富で多彩なマルチメディア機能を実現します。Ryzen Embedded R2000プロセッサーは、最大4台の独立したディスプレイを鮮やかな4K解像度で駆動することができます。
Embedded R2000シリーズ・プロセッサーは、8スレッド、2MBのL2キャッシュ、4MBの共有L3キャッシュを備えた「Zen+」CPUコアを最大4個まで拡張可能です。これにより、組み込みシステムの設計者は、1つのプロセッシング・プラットフォームで性能と電力効率を拡張できる大きな柔軟性を得ることができます。
Ryzen Embedded R2000シリーズ・プロセッサーは、最大3200MT/sのDDR4デュアル・チャネル・メモリーと拡張I/O接続をサポートしており、R1000シリーズ・プロセッサーと比較してメモリーバンド幅が33パーセント、I/O接続が最大2倍向上しています。
AMDのコーポレート・バイスプレジデント兼アダプティブ&エンベデッド・コンピューティング・グループのジェネラル・マネージャーであるラジニーシュ・ガウルは、次のように述べています。
「ロボット工学やマシンビジョンなどの産業用途やシンクライアント、ミニPC向けに、Ryzen Embedded R2000シリーズは性能と機能の水準向上をもたらします。Embedded R2000シリーズは、システム設計者により高い性能、最適化された電力、優れたグラフィックスのすべてを、シームレスなアップグレードパスにより提供します。」
AMD Ryzen Embedded R2000シリーズに関する詳細
https://www.amd.com/ja/products/embedded-ryzen-series