ユーブロックスがクラス最高の低消費電力、アンテナ内蔵マルチGNSSモジュール発表

スイスのu-blox AG（日本法人：ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区）は、クラス最高の低消費電力測位ソリューションu-blox SAM-M10Qアンテナ・モジュールを発表しました。このアンテナ内蔵型のモジュールは、製品開発者がデバイスにu-blox M10 GNSS技術を組み込むための最も簡単な方法を提供します。典型的なアプリケーションとしては、産業用追跡デバイス、テレマティクス、オートメーションと監視、小型UAVなどが挙げられます。
　　　　　　　　
低消費電力で堅牢なパフォーマンス
SAM-M10Qは超低消費電力のu-blox M10 GNSS測位エンジンを搭載し、すべてのGNSS衛星群（GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou）の同時受信により最大の測位可用性を提供します。その結果、都市部など信号が微弱な環境でも、高い測位精度と迅速に測位データを取得できるようになります。
モジュールに組み込まれた広帯域アンテナ、SAWフィルター、低雑音増幅器（LNA）アーキテクチャは、帯域外妨害電波に対する実証済みの優れた耐性を実現し、資産追跡やテレマティクス機器によくあるセルラー・モデムの近くに設置した場合でも、堅牢なパフォーマンスを発揮します。
　　　　　　　　
最も容易なデザインインと統合
SAM-M10Qは、外部コンポーネントや無線周波数（RF）の専門知識を必要としない、すぐに使えるGNSSソリューションとして、容易なデザインインと迅速な市場投入を可能にし、すぐに使えるGNSSソリューションを必要としているお客様、堅牢なアンテナ・ソリューションを開発するために社外のRFの専門知識やリソースに依存しているお客様を支援します。ユーブロックスの以前のアンテナ・モジュールであるSAM-M8Qとピン互換性があるため、既存のお客様が高度なu-blox M10 GNSS技術のメリットを取り入れて製品をアップグレードすることも容易です。
表面実装デバイスとして設計されたSAM-M10Qは、製造プロセスのオートメーション化を可能にすることで、効率的な製品組立を実現します。小型（15.5×15.5×6.3mm）でシンプルなインターフェイスのアンテナ・モジュールにより、小型のエンドデバイスへの組み込みが容易です。
　　　　　　　　
高性能ターンキー型のGNSSソリューション
「SAM-M10Qアンテナ・モジュールは、内蔵アンテナ、低消費電力技術、4つのすべてのGNSS衛星群の同時受信により、既存のu-blox M10 GNSS製品ポートフォリオを拡張し、RFとアンテナ設計の専門知識を必要としない優れたターンキー型のGNSSソリューションをご提供します」と、ユーブロックスの測位プロダクト・センター、シニア・プロダクト・マネージャーのJunJun Luは述べています。
　　　　　　　　
SAM-M10Qアンテナ・モジュールのエンジニアリング・サンプルの提供開始は2022年8月を予定しています。

ユーブロックス
www.u-blox.com