キーサイトがAI-LINK社が進めるスマートウェアハウスを支える5Gプライベートネットワーク展開の加速に貢献

デジタルツイン環境でのクラウドネイティブ5G無線アクセスネットワークの性能検証を迅速化

キーサイト・テクノロジーズ・インク（米国カリフォルニア州サンタローザ、日本法人：キーサイト・テクノロジー株式会社、以下「キーサイト」）は、AI-LINK社がデジタルツインのラボ環境におけるクラウドネイティブ5G無線アクセスネットワーク(RAN)機器のエンドツーエンドの性能検証にキーサイトの5Gテストツールを採用したと発表しました。これにより、大規模なスマートウェアハウス（スマート倉庫）アプリケーション向けの5Gプライベートネットワークの展開を加速できます。
　　　　　　　　
中国に拠点を置くAI-LINK社は、5Gとクラウド・エッジ・コンピューティング技術プラットフォーム上に構築されるインダストリアルIoT(IIoT)ソリューションを提供しています。AI-LINK社は、5Gプライベートネットワーク導入を想定した多数の産業用モバイルデバイスのシミュレーションを行うために、キーサイトのユーザー機器(UE)エミュレーションソリューション(UeSIM)およびLoadCore、クラウドネイティブ5Gコア(5GC)ネットワーク・テスト・ソリューションを選択しました。キーサイトのソリューションにより、AI-LINK社はスマートウェアハウスでの導入前に5G RAN機器の機能と性能を検証できました。
　　　　　　　
キーサイトのNetwork and Operators部門のバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるGiampaolo Tardioliは次のように述べています。
「5G NR 3GPPリリース16仕様の完成により、さまざまな業界の企業が、デジタルツイン、クラウド、モバイル・エッジ・コンピューティングの技術を組み合わせて、5Gに基づくIIoT接続ソリューションを展開する基盤を築きました。当社は、大規模な5Gインテリジェントウェアハウスで使用される5Gプライベートネットワーク機器の検証を加速するテストソリューションによりAI-LINK社を支援できることを嬉しく思います。」
　　　　　　　　
AI-LINK社は、キーサイトの5Gテストソリューションを使用して、スマートウェアハウスで使用される無人搬送車(AGV)の挙動のシミュレーションとストレステストを行いました。キーサイトのUeSIMおよびLoadCoreを使用することで、AI-LINK社はプロトコルドメインに加えて無線周波数ドメインにおいても相互運用性を検証できます。ラボ環境における5Gプライベートネットワークのエンドツーエンドの検証により、AI-LINK社は大規模な運用シナリオで起こり得る複雑な接続性の問題を迅速、効率的かつ確実に解決することができます。その結果、AI-LINK社は5Gプライベートネットワークの展開を加速できます。
　　　　　　　
AI-LINK社のネットワークの最高マーケティング責任者(CMO)であるLetian Rong博士は、次のように述べています。
「当社は、スマートウェアハウスやその他のシナリオにおける5Gエッジインテリジェンスの実装を推進しています。キーサイトと緊密に協力することで、ワンストップの展開プロセスを最適化することができます。」
　　　　　　
キーサイトは、5Gソフトウェアおよびハードウェアの幅広い統合型テストソリューションを提供しています。これにより、スマートウェアハウスやその他のプライベートネットワークの複雑な事業ユースケースにおいて、高速、低遅延、高信頼性の接続性を確立するために使用する5G RANの設計、開発、規格準拠の検証および展開を加速できます。
　　　　　　　
キーサイト・テクノロジー
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