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ams OSRAMが4:3の長方形に照射する新しい赤外線LEDを発表

2022.12.7  6:31 pm

ams OSRAMが4:3の長方形に照射する新しい赤外線LEDを発表

車室内モニタリングシステムのコスト削減と性能向上を実現

ams OSRAMは本日、OSLON(R) Blackファミリーで初となる、車室内モニタリングシステムにおける広角カメラのアスペクト比4:3に合わせた矩形ビームを提供するIR LED製品を発表しました。
     
新しいSFH 47278AS A01(*1) は155°×130°、SFH 47267AS A01(*2) は、135°×110°の照射領域を生み出します。自動車メーカーは、SFH47278AS A01またはSFH 47267AS A01を採用することで、車室内モニタリングシステムの光学設計の複雑さとコストを削減しながら、赤外線カメラ画像の品質と信頼性を向上できます。
      
新しい波長940nmのOSLON Blackエミッタは、ドライバーの注意散漫や居眠り検知のためのモニタリング、同乗者や子供の存在検出、シートベルト検知など、安全性が重要とされるアプリケーションをサポートします。
       
現在、車室内モニタリングシステムは、円形ビームを生成するLED照明をベースにしています。セットメーカーは、カメラの4:3のFoVに合うビームを形成するために、LED上に2次光学レンズを使用することがあります。これにより、光学設計が複雑になり、コストが増化することになります。
      
これに対し、SFH 47278AS A01またはSFH 47267AS A01を使用すると、追加のレンズが必要ではなくなり、車室内モニタリングシステムの設計と製造がよりシンプルになります。
      
加えて、この新しいOSLON Black IR LEDの光出力は、円形照射を光学系で整えた光よりも全体的にムラが小さく均一で、カメラのFoV全体をカバーする配光性が優れています。その結果、画像処理性能が向上し、ドライバーの注意散漫の検出など、詳細な画像分析に必要な機能をより正確かつ確実に実行することが可能になります。
      
ams OSRAMのシニアグローバルマーケティングマネージャー、Firat Sarialtunは、次のように述べています。
「長方形ビームを提供する新しいOSLON Black IR LEDは、車室内モニタリングのアプリケーションに特化した機能強化がされており、自動車メーカーに価値と性能の向上をもたらします。ams OSRAMの光学技術における専門知識とアプリケーションのノウハウにより、今再び、お客様のニーズを的確に満たす有用な2つの新製品を開発することができました」
     
AEC-Q102準拠のSFH 47278AS A01およびSFH 47267AS A01は、中心波長が940nm、最大パルス順電流5.0Aで駆動できます。これらの新製品は、他のOSLON Blackファミリー製品とパッケージおよび基板フットプリントが共通であるため、従来の円形照射LEDからの設計変更が容易にできます。

ams OSRAMが4:3の長方形に照射する新しい赤外線LEDを発表
新しい赤外線LEDが、4:3の長方形照射領域で車室内モニタリングシステムのコスト削減と性能向上を実現
ams OSRAMが4:3の長方形に照射する新しい赤外線LEDを発表
940nm OSLON Black IR LEDによる長方形の赤外線照射は、ドライバーモニターとキャビンモニタリングに使用される車載カメラの視野に適合

(1) https://ams-osram.com/products/leds/ir-leds/osram-oslon-black-sfh-47278as-a01 (2) https://ams-osram.com/products/leds/ir-leds/osram-oslon-black-sfh-47267as-a01
       
ams OSRAMグループ
https://ams-osram.com/