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NXPが機械学習のIPを保護するeIQ Model Watermarkingツール発表

2023.1.25  6:42 pm

NXPが機械学習のIPを保護するeIQ Model Watermarkingツール発表

NXP eIQ Toolkitの新しいeIQ Model Watermarkingツールが機械学習モデルをIP盗難から保護

NXP Semiconductorsは機械学習開発向けのeIQ Toolkitに新しいeIQ® Model Watermarkingツールを追加しました。eIQ Model Watermarkingは開発者が機械学習への投資を保護できる業界初のツールです。このツールは機械学習モデルに電子透かしを埋め込むもので、モデルに著作権所有者情報を付与し、開発者がそのモデルのコードにアクセスしなくても機械学習モデルが自分たちの所有するモデルIPのコピーやクローンであることを証明することができるようになります。
        
「データは新しい金である」という言葉が特に当てはまるのが機械学習モデルです。機械学習では、モデルの品質は学習させたデータの品質に大きく依存し、高効率モデルの作成には分野ごとの専門知識が不可欠です。多くの機械学習モデルは企業にとって差別化要因となる貴重な資産であるにもかかわらず、一般的なソフトウェアに備わっている不正なコピーやクローニングを阻止する著作権保護機能が欠落しています。eIQ Model Watermarkingツールは自社の機械学習モデルの著作権保護、不正使用の検知、独自のIPの保護を可能にします。
       
NXP SemiconductorsのグローバルAIおよび機械学習ストラテジ・テクノロジ ディレクタのAli Osman Orsは次のようにコメントしています。
「開発者は膨大な時間とリソースをかけて最適なモデルを構築しており、その投資を保護できることが重要です。eIQ Model Watermarkingツールを使用すれば、機械学習モデルを保護し、特定モデルがコピーやクローンかどうかを証明して自社のIP投資を保護することが可能になります。」
      
eIQ Model Watermarkingツールは画像処理関連の機械学習モデル構築に使用でき、機械学習開発向けeIQ Toolkitの一部となっています。
詳細 NXP.com/eIQ
     
NXP Semiconductors
www.nxp.com