インフィニオンが小型パッケージで低消費電力を実現した新たなPDMマイクロフォンを発表

MEMSマイクロフォン市場の首位を維持

インフィニオン テクノロジーズは、XENSIV™ MEMSマイクロフォン製品ポートフォリオの最新製品である超低消費電力のデジタル マイクロフォンIM69D128Sを発表しました。インフィニオンのMEMSマイクロフォン開発戦略は、このセンサー ファミリーの主要な構成要素であるMEMS、ASIC、パッケージを含みます。このため、インフィニオンは、製品の性能、品質、技術革新に対する完全なオーナーシップを有しており、そのノウハウを基に本製品は開発されました。

インフィニオンは、3年連続でMEMSマイクロフォンのサプライヤーとして市場首位を維持しています。調査会社のオムディアが発表した最近の調査によると、2021年のベア ダイ マイクロフォン メーカーの市場で、インフィニオンのシェアは45%（＊1）に上ります。
これは、当社のMEMSマイクロフォンの設計と大量生産に関する長年の経験によるもので、他にはない消費者体験の実現をサポートしています。

このマイクロフォン IM69D128Sは、高い信号雑音比 (S/R比) 、低いマイクロフォン自己雑音、長いバッテリー寿命、および高い信頼性を必要とするアプリケーション向けに設計されています。69dB (A) という比類なきS/R比により、電池寿命を犠牲にすることなく、非常にクリアなオーディオ体験を可能にします。また、高機能のデジタル マイクロフォンASICをベースに、消費電流520μAと新たなベンチマークを打ち立てました。これは、同性能の市販モデルの消費電流の半分に相当します。さらに、ユーザーに聞こえるアーチファクト (不具合) を発生させることなく、異なる電力と性能のプロファイルを切り替えるという困難な課題を克服しています。
このPDM (パルス密度変調) マイクロフォンは、インフィニオンの最新のシールド デュアル メンブレンMEMS技術に基づいており、マイクロフォン レベルで高い防塵保護 (IP57) を実現しています。
　　　　　　
超低消費電力のため、バッテリー寿命が鍵となるトゥルー ワイヤレス イヤホン、耳かけ型ヘッドセット、聴覚強化デバイスなどのヒアラブル アプリケーションに最適な選択肢となります。さらに、小型で高性能なため、ウェアラブル端末、スマートフォン、IoTデバイスなど、スペースが重要なアプリケーションにも適しています。
　　　　　　　
詳細
https://www.infineon.com/cms/jp/product/sensor/mems-microphones/mems-microphones-for-consumer/