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オンセミがBluetooth Low Energy MCUファミリを車載ワイヤレスアプリケーション向けに拡張

2023.3.15  5:14 pm

オンセミがBluetooth Low Energy MCUファミリを車載ワイヤレスアプリケーション向けに拡張

NCV-RSL15は業界最小の消費電力で、車両アクセスやタイヤ監視などを実行する最新組み込みセキュリティ機能を搭載

オンセミ(onsemi、本社 米国アリゾナ州スコッツデール)は、Bluetooth® Low Energy接続を搭載した超低消費電力の車載用ワイヤレスマイクロコントローラを発表しました。新製品のNCV-RSL15は、センサや車載通信の増加に伴い、余分なケーブル配線のコストや重量を削減するために、ワイヤレス接続への傾注が進む自動車メーカにとって理想的な製品です。この新しいマイクロコントローラは、センサ数の増加に伴う攻撃ベクトルの増加によって深刻化するセキュリティ上の懸念にも対応します。
     
タイヤ監視システム (TMS)やその他のセンシングアプリケーションでは、センサ数および一般的な機能が増加を続けていますが、消費電力の供給量は増えていません。同時に、10年のバッテリ寿命を必要とするアプリケーションもあります。NCV-RSL15は、EEMBC によって業界最小電力のセキュアなワイヤレスマイクロコントローラとして認定されており、独自のスマートセンスパワーモードを備え、可能な限り電力を消費しないように設計されています。より多くのバッテリを節約できることは製品寿命の延長に直結します。
     
オンセミで産業ソリューション部門担当バイスプレジデントを務めるミシェル・ドゥ・メイ(Michel De Mey)は、次のように述べています。
「車両アクセスやタイヤ監視システムなどの用途に合うミニチュアサイズのNCV-RSL15は、ポータブルリモートアクセスデバイスや、その他のスペースに制約があるタイヤ内および車両内の場所に最適です。超低消費電力と小さいフットプリント、そして組み込みセキュリティの最新技術を1つのデバイスに統合することで、お客様はワイヤレス対応車載アプリケーションの複雑なセンシング関連設計の課題を解決できます」
     
アクセスポイント数が増えるほど、車両の中央ボディコンピュータや中央処理装置を不正な無線アクセスから保護するために、排除すべき潜在的な攻撃ベクトル数も増加します。NCV-RSL15は、ハードウェアベースのRoot of Trustセキュアブート、多くのユーザアクセス可能なハードウェアアクセラレーション暗号化アルゴリズム、および将来のファームウェアの更新とセキュリティパッチの展開を可能にするFOTA (Firmware-over-the-Air)機能を備えたArm® CryptoCellを使用して、最新の組み込みセキュリティを提供します。
      
オンセミは、豊富なサンプルコードのライブラリを備えた、包括的で使いやすいソフトウェア開発キットで、アプリケーション開発の開始を支援します。また、24時間365日提供の開発コミュニティで容易な設計もサポートします。
     
オンセミ(onsemi)
www.onsemi.jp