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STマイクロエレクトロニクスが最大150℃の広範な動作条件に適応した車載グレード対応の低消費電力オペアンプを発表

2023.3.23  5:17 pm

STマイクロエレクトロニクスが最大150℃の広範な動作条件に適応した車載グレード対応の低消費電力オペアンプを発表

STマイクロエレクトロニクスは、5V車載用オペアンプ「TSU111H」を発表しました。同製品は、低消費電流を特徴とし、最大150℃の広範な動作が可能です。
      
TSU111Hは、AEC-Q100の温度グレード0(-40℃〜150℃)に準拠し、ブレーキ・システム、内燃エンジンの排気系統、燃料電池のジェネレータなど、きわめて高温となる環境に対応することができます。最大動作温度が高いため、高温環境に配置されるセンサ制御ユニット(SCU)内部に使用することで、最適な測定精度を実現します。
       
また、125℃以下の環境では、広い動作温度範囲により、最大動作温度125℃のグレード1デバイスと比べて3倍のミッション・プロファイルに対応可能です。グレード1デバイスの無故障動作期間が8年と規定されているのに対し、グレード0デバイスとして65℃で25年以上にわたる連続動作が可能で、自動車の寿命全体にわたって使用することができます。そのため、ハイブリッド自動車や電気自動車のバッテリ・マネージメント・システム(BMS)など、常時オンで消費電力の最小化が求められるアプリケーションに最適です。
      
TSU111Hの自己消費電流は1.7μA(Typ.)で、車載電源への負荷を最小限に抑えています。また、入力オフセット電圧は25°Cで250μV以下、全温度範囲で600μV以下が保証されており、幅広いアプリケーションや動作条件において高精度のシグナル・コンディショニングを実現します。オンボード・チャージャ(OBC)の高精度電流測定などで最適です。
      
詳細
https://www.st.com/content/st_com/ja/campaigns/tsu11x-series-nanopower-op-amps.html