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2022年世界半導体製造装置販売額、過去最高となる1,076億ドルを記録―SEMIが発表

2023.4.13  5:11 pm

SEMI

SEMI(本部:米国カリフォルニア州ミルピタス)は4月12日(米国時間)、半導体製造装置(新品)の2022年世界総販売額が2021年の1,026億ドルから5%増加し、過去最高となる1,076億ドルを記録したことを発表しました。このデータの詳細はSEMIが発行する世界半導体製造装置市場統計(WWSEMS)レポート[※]で提供されています。
     
地域別では、283億ドルが販売された中国が前年比5%減少となったものの、3年連続で新品の半導体製造装置の最大市場となりました。第2位の装置市場となった台湾への販売額は4年連続成長となる8%増の268億ドルを記録しました。韓国への販売額は14%減の215億ドルでした。また、欧州の装置投資額は前年比93%と急増し、米国も38%増加しました。東南アジア諸国を含むその他地域への販売額は34%、日本への販売額は7%とそれぞれ増加しました。
     
SEMIのプレジデント兼CEOのAjit Manocha(アジット・マノチャ)は次のように述べています。
「2022年の半導体製造装置販売額が過去最高を記録したのは、ハイパフォーマンスコンピューティングや自動車などの主要エンドマーケットの長期的成長とイノベーションを支えるために生産能力を増強する業界の動きに起因しています。さらに、この結果はパンデミック時に表面化した半導体サプライチェーンの制約を将来的に回避しようとする各国の投資と決意を反映しています」
    
装置分類別では、ウェーハプロセス用処理装置の販売額が8%上昇し、その他前工程装置は11%増加しました。組み立ておよびパッケージング装置は2021年に旺盛な成長を遂げた後、2022年は19%減少し、テスト装置の販売額もトータルで4%の減少となりました。
     
▼2021-2022年半導体製造装置市場(地域別、単位10億米ドル)

2022年世界半導体製造装置販売額、過去最高となる1,076億ドルを記録―SEMIが発表

(出所:SEMI/SEAJ 2023年4月)
*各地域の金額の合計は数字を丸めているため合計値と一致しない場合があります。
      
WWSEMSはSEMIと一般社団法人日本半導体製造装置協会(SEAJ)が共同で、それぞれの会員企業から提出されたデータを集計した世界半導体製造装置産業の販売月額の統計レポートです。
     
https://www.semi.org/jp/products-services/market-data/emds
      
SEMI
www.semi.org