ケイデンスがSK hynix社の最高速度LPDDR5TモバイルDRAMと9600Mbpsでの相互接続性を実証

高性能メモリコントローラとPHYの完全なソリューションにより次世代のメモリに対応

ケイデンス・デザイン・システムズ社（本社 米国カリフォルニア州、以下ケイデンス）は、4月17日（米国時間）、シリコンで実証されたCadence® LPDDR5XメモリインタフェースIPとSK hynixのLPDDR5T (Turbo) モバイルDRAMとの相互運用性を実証し、LPDDR5X規格を超える速度で動作することを発表しました。
　　　　
この成果は、ケイデンスが先に発表した8533Mbpsで動作する最初のLPDDR5XメモリインタフェースIPデザインに続くもので、SK hynixが発表した9600Mbpsで動作するLPDDR5TモバイルDRAMテクノロジーに対応した結果です。
　　　　　
ケイデンスのLPDDR5X IPは、実績のあるLPDDR5およびGDDR6製品ラインをベースに、高性能でスケーラブル、かつ適応性の高い新しいアーキテクチャを採用しており、既に顧客向けに提供されています。この完全な高性能メモリコントローラとPHYソリューションは、次世代のメモリに対応し、ケイデンスの優れた設計技術と柔軟性により、新しいメモリ・デバイスをシステムに導入し、優れたシステム設計マージンの下で相互運用性を実現することができます。
　　　　　
SK hynix社コメント
Sungsoo Ryu氏（VP of DRAM product planning）
「SK hynixのLPDDR5 TurboモバイルDRAMは、スマートフォンだけではなく、AI/ML、拡張現実/仮想現実など新たな可能性を切り開く技術です。ケイデンスのメモリインタフェースIPとの相互運用性を証明することは、9600Mbps動作を目標とするお客様にとって重要なステップとなります。」
　　　　　
ケイデンス・コメント
Sanjive Agarwala（corporate vice president and general manager of the IP Group）
「ケイデンスのLPDDR5XデザインIPは、最高性能のシグナルブースト設計技術を実装しています。その結果、SK hynixの9600MbpsモバイルDRAMで動作させた際に、大きなシステム設計マージンをもって広いデータアイを実証することができました。」
　　　　　
LPDDR5X IPは、高性能かつ設計に対して最適化されたクラス最高の技術によって卓越したSoC設計を実現するケイデンスのIntelligent System Design™戦略をサポートしています。
　　　　　
LPDDR5X IP詳細
www.cadence.com/go/lpddr5x
ケイデンス
cadence.com