アナログ・デバイセズがアラン・リーを最高技術責任者（CTO）に任命

アナログ・デバイセズは、アラン・リー（Alan Lee）を最高技術責任者(CTO)に任命したことを発表しました。
アランは、半導体産業と市場に大きな変革をもたらす次世代テクノロジーの特定やその促進に努めます。彼と彼のチームは、ADIの顧客、大学、研究機関、その他の戦略的パートナーと緊密に協業し、新しいテクノロジーを生み出し、その市場参入をサポートするエコシステムを開発します。

ADIのCEO兼会長のヴィンセント・ロウチ（Vincent Roche）は次のように述べています。
｢アランは経験豊富な技術幹部であり、当社の次世代アナログ、ミックスド・シグナル、パワー、ソフトウェア、人工知能に対する能力の拡大に取り組むことで、インテリジェント・エッジにおける当社のリーダーシップを加速させることに貢献するでしょう。彼は、技術領域とビジネス領域の両方において、幅広く深い専門知識と経験を有しており、最先端のイノベーションを通じて、お客様のためになる大きな市場インパクトを生み出すという当社の目標をサポートします。彼とともに、インテリジェント・エッジの未来を開拓し続けていくことを楽しみにしています。｣
　　　　　
アランは以前AMDで、リサーチ＆アドバンスド・デベロップメント部門の責任者を務めていました。その間、彼のチームは、新しいハードウェア、ソフトウェア、人工知能、高性能コンピューティング技術を開発し、過去10年間に多くのイノベーションや特許取得を統括していました。
AMD入社以前は、高頻度取引や定量的金融分析のための技術を開発する非上場企業のCEOを務めていました。それ以前は、IntelとIBMに勤務し、大規模な多国籍エンジニアリングおよびテクノロジー・プロジェクトにおける経験を積みました。
　　　　　
アランは次のように述べています。
｢ADIに入社し、物理世界とデジタル世界の境界で技術的リーダーシップを発揮してきたADIの伝統を継続させられることを大変嬉しく思います。ADIはまさにイノベーションの代名詞と長い間言われていますので、そのADIの素晴らしい技術者たちと協力して、今後数年、数十年にわたって、ADIのリーダーシップをさらに拡大していくことを楽しみにしています。｣
　　　　　
アランは、業界のリーダーとして知られており、現在、米国半導体工業会（SIA）のCTO委員会とグローバル・セミコンダクター・アライアンス（GSA）のCTO評議会の両方の議長を務めています。
また、セミコンダクター・リサーチ・コーポレーションの取締役会と全米科学財団（NSF）のInstitute for Pure and Applied Mathematicsの理事会にも名を連ねています。
　　　　　
アランはADIのCEOの直属となり、ADIの前CTOであり、現在ADIのデジタルビジネスユニット担当シニアバイスプレジデントであるダン・ライブホルツ(Dan Leibholz)の後任となります。
　　　　　　
アナログ・デバイセズ
https://www.analog.com/jp