インフィニオンが自動車向けの高度なマルチメディアと充電ソリューションを可能するEZ-PD™ USB-C PDソリューションを発表

インフィニオン テクノロジーズは、車載充電アプリケーション向けのブーストコントローラー内蔵のデュアルポートUSB-Cパワーデリバリー (PD) ソリューションであるEZ-PD™ CCG7Dを発表しました。
本製品は、最新のUSB Type-CおよびPD仕様 (Ver.3.1) に準拠し、AEC Q-100の認定を受けています。また、Alternate Modeの中でディスプレイ ポート (DP) をサポートする車載アプリケーション向けに特別に設計されています。本ソリューションは、中国の新興電気自動車メーカーであるLi Auto社の新型SUVモデル「L9」に実装されています。
これにより、USB機器を充電しながら、マルチメディアのコンテンツを車内で共有することができます。特に、ヘッドユニット充電器、後部座席用の充電器、後部座席のエンターテインメントシステムなどの車載充電アプリケーションに適したデバイスです。
　　　　　　
インフィニオンのワイヤードコネクティビティソリューション担当シニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーであるガネッシュ スブラマニアム (Ganesh Subramaniam)は「民生およびコンピュータアプリケーション向けUSB-C PDソリューションのリーディングプロバイダーとして、インフィニオンは、本製品によりUSB-C PD充電とディスプレイポートAlternate Mode機能の両方を実現することで、自動車市場向けにシームレスな相互運用性を提供します。Li Auto社のL9は、現在グローバルでUSB-C PD代替モード機能を搭載した主要なカーモデルです。これにより、車内でのデバイスの充電とマルチメディアコンテンツの共有が可能になり、乗客やドライバーに利便性と新しいユーザー体験を提供します」と述べています。
　　　　　
CCG7DベースのAlternate Mode ソリューションは、２つのUSB-Cポートを実装し、１つ目のポートがDP-Sinkを、２つ目のポートがDP-Sourceをサポートします。
その結果、車内に双方向マルチメディア エンターテインメント センターを実装することができ、USBデバイスの充電だけでなく、携帯電話やPCから車載ディスプレイへのビデオストリーミングやVRゴーグルへの動画送信も可能になります。
CCG7Dは、部品点数を削減し、１ポートあたり最大100Wの出力のソリューションに最適化された実装面積を提供することができます。CCG7Dに加えて、AEC Q-100に準拠した１ポートタイプのEZ PD CCG7Sも利用可能です。
　　　　　
インフィニオン テクノロジーズ
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