SOLUTION
Imagimobがエッジ上の機械学習モデリングに革命をもたらすビジュアルGraph UX発表
2024.1.22 5:52 pm
インフィニオン テクノロジーズ傘下のImagimobは、エッジAIデバイス開発プラットフォームのImagimob Studioのアップデートを行いました。ユーザーは、機械学習 (ML) モデリングのワークフローを視覚化し、高度な機能を活用してエッジ デバイス モデルをより適切かつ迅速に開発できるようになりました。エッジ デバイス上のAI/MLに向けたImagimobの開発プラットフォームの最新リリースで、主要なユーザー エクスペリエンスのアップグレードが本格的に展開されます。まったく新しいGraph UXインターフェースは、インフィニオンのハードウェア用に組み込まれたデータ収集機能やリアルタイムのモデル評価といった高度な新機能を提供しながら、MLモデリング プロセスをより容易かつ明確にするように設計されています。
ImagimobのCTOであるアレクサンダー サミュエルソン (Alexander Samuelsson) は「私たちが今回行ったのは、ユーザーにより意味のある方法でMLプロジェクトを表現し、より自由に操作できるようにすることです。私たちの従来のワークフローが固定パイプラインによるトップダウン寄りであったのに比べて、ワークフロー全体をグラフ化して視覚化することによって、新しいさまざまな方法で物事を組み合わせてテストする可能性を開きながら、プロセスをよりよく概観できるようになります。そのため、最終的によりよいモデルが構築され、市場投入までの時間が短縮されます。Graph UXとその有能なMLバックエンドへの移行は、私たちとお客様にとって大きな変化です。私たちはMLモデリングに総合的にアプローチしていますが、これは業界において他に類を見ないことです」と述べています。
・Imagimob Studio UXの大幅な改善
Imagimob Studioの新しいGraph UXでは、ズームインおよびズームアウト機能とさまざまな複雑さのレベルでの作業により、MLエンジニアリング チームがモデリング キャンバスを視覚的に完全に把握できるようになります。Graph UXは、チームとしての作業効率を容易に向上させるだけでなく、全員が同じワークスペース上でさまざまな複雑さおよび抽象化レベルで作業を行えるために、さまざまなスキルセットや経験レベルを持つチーム メンバーによるMLモデリング プロジェクトへのアクセスをさらに容易にします。
Imagimob StudioによるGraph UXのアップデートは、使いやすさを向上させるだけでなく、ML設計プロセスに次のような一連の新機能をもたらします。
-組み込まれたデータ収集機能
-リアルタイムのモデル評価
-複数のモデルを並行して、または順に評価して実行する機能
-モデルの出力に対する後処理
インフィニオンの各種関連開発評価ボードのサポートは今すぐ利用でき、より多くのハードウェアのサポートは近日中に追加される予定です。ユーザーが独自のハードウェアを統合することも可能です。さらにGraph UXは、インフィニオンが新たに発表したPSoC™ Edgeのような高度なモデルや、複数のアクセラレータとプロセッシング ユニットを備えたハードウェアなど、業界最先端の開発に不可欠な基盤を提供します。
詳細
www.imagimob.com/studio
Imagimobについて
Imagimobは、エッジAIとTinyMLの最前線でイノベーションを推進する急成長中のスタートアップで、未来のインテリジェントな製品を開発します。スウェーデン、ストックホルムを拠点に、2013年から自動車、製造業、ヘルスケア、ライフスタイルといった各分野のグローバル企業にサービスを提供しています。2020年、Imagimobは、リソースに制約のあるデバイス向けに、エッジAIアプリケーションを迅速かつ容易にエンドツーエンドで開発するためのプラットフォーム、Imagimob Studioを発表しました。Imagimob Studioは、開発の全過程を通してユーザーをガイドし、支援することで、これまでの開発の概念を一変させる生産性の向上と市場投入までの時間短縮を実現します。また、新たにローンチされたReady Modelを使用すると、エッジAIを迅速かつ容易に実装できます。Imagimobは、最新の研究において常にトップに立ち、AIおよび組み込みテクノロジーの市場を牽引しています。2023年5月より、Imagimobはインフィニオンの傘下になりました。
www.imagimob.com