SOLUTION
大阪エヌデーエスがリコー、リコージャパンなど6社連携によるペロブスカイト太陽電池の実証実験に参画
2024.2.1 6:01 pm
馬込第三小学校1月31日~、厚木市役所本庁舎3月1日から開始
(画像:実証実験に使用する庭園灯)
株式会社大阪エヌデーエス(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:平山 武司、以下 大阪エヌデーエス)は、株式会社リコー(本社:東京都大田区、社長執行役員:大山 晃)およびリコージャパン株式会社(本社:東京都港区、社長執行役員:笠井 徹)が実施するペロブスカイト太陽電池の実証実験(2024年1月末より開始)に参画します。
ペロブスカイト太陽電池は、既存のシリコン系太陽電池に代わる発電技術として次世代の太陽電池と注目されています。一方で、まだ課題があることから、このほどの実証実験では、全6社の連携により屋外設置の庭園灯の電力としてペロブスカイト太陽電池を設置し、発電量や電池の耐久性を検証します。
大阪エヌデーエスは、IoTシステム開発サービスパッケージのBRICK eIoT を用いて、LoRa(R)センサー基板ファームウェア開発、センシングデータのクラウドアプリケーション開発、クラウドインフラ構築を担います。
<ペロブスカイト太陽電池実証実験に参画の概要>
・背景
リコーが太陽電池の発電量や耐久性検証のために行うIoTの実証実験
・大阪エヌデーエスの立ち位置と役割
同実証実験のためにソフトウェア・クラウドシステム一式を提供
(1)LoRa(R)センサー基板ファームウェア開発
センサーデバイスに搭載するファームウェアの開発を行います。小型の街灯(庭園灯)にペロブスカイト太陽電池とセンサーを搭載し、センサーデータを収集のうえ、LoRa(R)通信を用いてクラウドへデータを送ります。
--大阪エヌデーエスのサービスパッケージ BRICK eIoT ファームウェア開発パッケージを用いることで、難解なプロトコルスタックを独自実装することなく、LoRa(R)センサー基板ファームウェアを開発することができました。
(2)クラウドインフラ構築
クラウド上に、サーバーやネットワークインフラの構築を行います。センサーデバイスから送られてくるセンサーデータを、クラウドサーバーに蓄積します。
--大阪エヌデーエスのクラウドインフラBRICK eIoT クラウドを用いることで、クラウドインフラを独自に構築することなく、センシングデータ表示クラウドアプリケーションを実現することができました。
(3)センシングデータ表示のクラウドアプリケーション開発
計測データを表示するアプリケーションを開発します。クラウドサーバーに蓄積したデータ(温度、湿度、照度など)を小学校などに設置した画面でわかりやすく見ることができます。
--大阪エヌデーエスのBRICK eIoTファームウェア開発パッケージ及びBRICK eIoTクラウドを用いることで、競争領域となる機能やサービスの開発に注力することができました。
・実証場所・期間
馬込第三小学校(東京都大田区) :2024年1月31日~2025年1月31日
https://custom.brickeiotcloud.com/ricoh/perovskite/lighting/7164/
厚木市役所本庁舎(神奈川県厚木市):2024年3月1日~2025年2月28日
https://custom.brickeiotcloud.com/ricoh/perovskite/lighting/2257/
・実証実験の連携企業
株式会社リコー、リコージャパン株式会社、株式会社因幡電機製作所、株式会社竹中製作所、株式会社立花電子ソリューションズ、株式会社大阪エヌデーエス
株式会社大阪エヌデーエス
https://www.nds-osk.co.jp/