キーサイトがWi-Fi 7対応のワイヤレス・テスト・プラットフォームを発売

Wi-Fiデバイスとトラフィックをシミュレートし、最新のIEEE 802.11be規格の新しいユースケースをカバーするターンキーソリューション

キーサイト・テクノロジーズ・インク（米国カリフォルニア州サンタローザ、日本法人：キーサイト・テクノロジー株式会社、以下「キーサイト」）は、4x4 MIMO 320 MHz帯域幅を含むWi-Fi 7を使用するデバイス向けに、シグナリング無線周波数(RF)とスループットテストを提供するWiFi®向けのネットワーク・エミュレーション・ソリューション「E7515W UXM ワイヤレス・コネクティビティ・テスト・プラットフォーム」を発表しました。
　　　　　　　　
IEEEにより802.11be規格として開発されたWi-Fi 7は、次世代のWi-Fi無線通信テクノロジーで、従来のWi-Fi 6EおよびWi-Fi 6規格よりも大幅に性能が向上しています。他の新しい無線テクノロジーと同様に、デバイスメーカーはWi-Fi 7に対応するデバイスを展開する際に、意図した通りに動作することを確認するために、クライアントやアクセスポイント(AP)に対して広範なシグナリングRFとスループットを提供しなければなりません。
しかし従来のソリューションでは、実環境の動作条件をエミュレートするために、多数のWi-Fiデバイスやネットワークチャネルを備えた極めて複雑なテストセットアップが必要となります。
　　　　　　　　　　　
最新のKeysight UXMワイヤレス・コネクティビティ・テスト・ソリューションは、Wi-Fi 7テストを簡素化し、独自の物理(PHY)層とメディアアクセス制御(MAC)層の知見を提供するターンキーソリューションをRFエンジニアに提供し、こうした課題を解決します。
　　　　　　　　　　　　
E7515W UXMワイヤレス・コネクティビティ・テスト・ソリューションには、次の利点があります：
　　　　　　　
・実績あるキーサイトの計測技術をベースに構築：業界をリードするUXM 5Gネットワーク・エミュレーション・ソリューションを機能拡張し、最新のIEEE 802.11be規格の新しいユースケースに対応するWi-Fiデバイスとトラフィックをシミュレートします。
　　　　　
・Wi-Fi 7の拡張性：機器を追加することなくトラフィックシミュレーションを使用して、既存ソリューションの3倍以上である数百ものクライアントを、一度にエミュレートできます。
　　　　　
・Wi-Fi 7スループット：Wi-Fi 7 4x4 MIMO 320 MHz帯域幅をサポートし、最新の802.11バリアントを含むWi-Fi 7シグナリングRFとスループットテストをクライアントやAPに行います。
　　　　　
・より深い洞察：解析ソフトを用いてレート対レンジ、拡張Rx感度、無線ユニット(RU) 掃引解析、フルレートスループットなどPHY/MACレベルの情報を提供し、関連するWi-FiシグナリングとRFスループットの結果を生成します。
　　　　　　
・統合型ターンキープラットフォーム： 5GおよびLTE機能を備えた、より複雑なデバイスのWi-Fi/セルラーのインターワーキング検証や、急成長する顧客施設機器(CPE)市場向けの統合された固定無線アクセス(FWA)テストを実行します。
　　　　　
・簡素化されたテスト：独自の同期機能、再現性の向上、配線やテストセットアップの時間削減、より高度な自動化、デバッギングやレポート作成の高速化を実現します。
　　　　　　　　　　　
キーサイトのワイヤレス・テスト・グループのR&DディレクターおよびジェネラルマネージャーであるMosaab Abughalibは、次のように述べています：
「E7515Wソリューションは、キーサイトの市場をリードするUXM 5Gネットワーク・エミュレーション・ソリューションの機能を拡張し、最新のIEEE 802.11be規格の新しいユースケースをカバーするWi-Fiデバイスとトラフィックをシミュレートします。 E7515Wソリューションを使用することで、複雑さを軽減した迅速なテストセットアップが可能になり、負荷・帯域幅の性能を向上させることでWi-Fi 7デバイスメーカーは市場投入までの時間を短縮できます。」
　　　　　　　　　　　　　　　
詳細
https://www.keysight.com/us/en/product/E7515W/uxm-wireless-connectivity-test-platform.html
　　　　　　　　　　　　
キーサイト・テクノロジー
www.keysight.co.jp