渡辺 |
坂本さん、よろしくお願いします。 |
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坂本 |
お手柔らかにね |
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渡辺 |
坂本さん、昨年10月末に開催された九州でのセミナーはどうでしたか? |
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坂本 |
20代の若手がほとんどで、非常に熱心に聴講頂けたのではないかと思います。最後のQ&Aでは、「この講義の内容を実行すれば、仕事がスムーズに進みますか?」という質問が飛び出して、各講師がコメントしていました。やって良かったと思っています。 |
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渡辺 |
そういえば以前、大阪でもセミナーをやりましたね。今後の東京以外でのセミナー開催についてどのようにお考えですか?
セミナーの講師確保は課題だと思いますが。 |
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坂本 |
大相撲に習って地方巡業を提案している私としては、北海道や東北でも是非開催したいと思います。東京は展示会やセミナーも多いですが、そうでない場所でセミナーを開催するのはボランティア団体こそが頑張るところではないかと思っています。 |
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渡辺 |
これからのセミナーテキストについて方向性など教えてください。SESSAMEスキル標準でこれまでのセミナーのカバレッジを見てみると歯抜けが多いですよね?
今後、注力するのはどのあたりですか? |
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坂本 |
SESSAMEはいろいろな関心を持ったメンバーの集まりですから、いろいろな教材ができてくると思っています。息長く活動していくので徐々にカバーしていけると考えています。個人的には初級コースの充実と初級コースの前段階の初心者向けの教材開発に関心があります。 |
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先日、機会があってある大学で集中講義をダンディギルド+西先生で担当しました。大学での一般的な情報教育と組込みソフトウェア開発に要求される技術とはギャップがありますが、それを教えるのは大学ではなく開発現場です。開発現場ではご存じのようにOJTという名のもと、体系的な指導はできません。 |
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大学でも教育されているC言語を例に取って、C言語がカバーする範囲を円に例えます。大学で教えるC言語は中心近くの中の方ですが、組込みソフトウェアを作る際に知っておいて欲しいのは、中心近くはもちろんですが、円周近くも必須で、よく使います。そういうところをカバーする組込み初心者向けの教材が必要だと思います。これは何も学生だけではなく、同じソフトウェアでも別の分野から組込みソフトウェア開発に新たに携わろうとする方々にも必要なものになります。 |
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あと、私の本職はマイコン用ミドルウェア開発で、いろいろなミドルウェア開発に携わってきました。ミドルウェアとは、あるひとまとまりの機能を持つソフトウェアを汎用的な形でライブラリとしたもので、通信プロトコル、ファイルシステム、オーディオや画像処理など、その機能はさまざまです。そういったものの開発をずっとやってきた関係で、どの分野もそこそこ知っているけど、専門家ではないという少し変わった(?)技術を持っています。渡辺さんの質問に戻って、SESSAMEスキル標準で抜けが多いところにドメイン系の知識がありますが、こちらでもお役に立てると思っています。順次やっていきたいですね。 |
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渡辺 |
知識体系や用語集の今後は? まだまだ増えるのでしょうか? |
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坂本 |
申し訳ありません、完成もしていないのにさぼっていて^^; 是非再開して充実させていきたいと思います。 |
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渡辺 |
最後に、今後の組込みソフト業界やエンジニアに一言お願いします。 |
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坂本 |
組込みソフトウェアは今後の日本を支えていく技術です。同時に技術的にもものすごく面白いものです。技術向上と地位向上を目指して頑張ってください。その時に、少し広く世界を広げたい、何かやりたいと思ったときに、気軽にSESSAMEに入って我々と一緒に活動しましょう。足りないものを何かの形で満足させてくれる、それがSESSAMEのコミュニティです。 |
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渡辺 |
インタビューは以上です。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 |